告白
きっと、君は天才だろうな。
君の一言一言が、俺の心に響いてくる。
「結婚してよー」
「好きだよ」
「カワイイな」
今まで言われたことのない言葉を並べて、俺の心を揺さぶってくる。
正直、くすぐったい。言われた時には君を真っ直ぐなんて見られない。
それでも、俺は君が好きだ。
遊びが上手そうな君のことだ。きっと演技なんだろう?
俺を喜ばせて、舞い上がらせて、それを眺めてるんだろう?
それでもいいって、思わせてるんだろう?
そう、それでもいい。
君の言葉は、一つ一つ心を震わせる。
きっと、君は天才なんだろうな。
たとえそれが演技だとしても。
君にとって遊びだとしても。
俺が君と出会ったことが、俺が君の一部に成れてることが、
俺の幸せ。
自分の子の想いを、直接伝えたい。
でも、その時俺は、君を真っ直ぐ見れないんだろうな。
一生懸命取り繕って、一生懸命絞り出して
一生懸命'自分'を作って
伝えよう、この気持ち。
『好きです、付き合って下さい』
上手く、言えたかな?
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