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政治
民主、2月の党大会で綱領策定? 「寄り合い所帯」からの脱皮目指すが…
2013.1.15 21:38
民主党は15日、党綱領検討委員会(委員長・細野豪志幹事長)の役員会を党本部で開き、細野氏は2月24日に開く党大会で綱領を策定する方針を示した。来週中に全国会議員を対象にした会合を開いて、たたき台をまとめ、地方組織での議論も踏まえ正式決定する。
民主党には平成10年の結党時に策定した「私たちの基本理念」はあるが、党綱領はない。このため、各政策の違いで党内は即座に分裂含みとなり、事実、昨年7月には消費税増税をめぐり小沢一郎氏のグループが大量に離脱している。
こうした反省を踏まえ、民主党は昨年8月に「基本理念」をもとに綱領案を策定。同11月に全議員を対象にした意見交換会を開き、意見集約を進めていた。その後、衆院選に突入したため、作業は中断していた。
15日の役員会では細野氏が私案を提示。8月に策定した綱領案と同様に、「基本理念」にある「民主中道」という文言は含まれていないという。階猛役員室長は記者団に「政策の各論に踏み込まない」と語っているが、「寄り合い所帯」と揶揄(やゆ)される民主党だけに、意見集約が難航する可能性もある。
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