ベルギーの45歳双子兄弟、視聴覚障害に苦しみ安楽死選ぶ

2013年 01月 15日 12:09 JST
 
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[ブリュッセル 14日 ロイター] 聴力と視力を失ったベルギーの双子の兄弟が、同国で合法化されている安楽死によって死去していたことが分かった。ブリュッセルの病院担当者が14日、明らかにした。

2人はいずれも45歳で、生まれつき聴覚に障害を持ち、後に視力を失った。互いの声も聞けず、顔も見られないことが耐え難いとして安楽死を選択。2人はコーヒーを飲み交わした後、互いに別れを告げ、薬物注射によって死去した。病院の担当者によれば、2人が死去したのは昨年12月14日で、家族も2人の意思を尊重していたという。

ベルギーでは2002年に安楽死が合法化され、11年には1133件の安楽死があった。そのうち86%が60歳以上で、72%ががんに冒されていた。

同国で安楽死を希望する患者は、成人で判断能力がある人物でなければならないほか、持続的で耐え難い精神的・肉体的苦痛を感じていなければならないなどと制限が設けられている。

 

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