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事件
【桜宮高2自殺】バレー部の体罰再発、市教委へ報告せず 校長、事実上の隠蔽認める
大阪市立桜宮高校(都島区)の男子バスケットボール部主将が体罰後に自殺した問題に関連し、佐藤芳弘校長が、平成23年9月に体罰で懲戒処分を受けた男子バレーボール部の男性顧問(35)が昨年11月、部員の1年の男子生徒(16)に再び体罰を加えていたことを知りながら、市教委へ報告していなかったことが10日、分かった。佐藤校長は同日夜、記者団に対し「事情があり説明を控えた」と述べ、事実上、隠(いん)蔽(ぺい)を認めた。
自殺問題を受けた9日の保護者説明会でも体罰の事実を公表しておらず、市教委は佐藤校長や顧問ら関係者から詳しく事情を聴き、厳正に処分する方針。
バレー部で体罰が再び行われているとの保護者からの指摘を受けた市教委が10日、桜宮高に問い合わせ、体罰があったことが発覚し、公表した。
市教委によると、顧問は昨年11月8日朝の練習中、1発ずつ計2回、平手で生徒の頭をたたいたという。
顧問は体罰を認めた上で、動機について「1週間ぐらい前から自主的に行動するよう指導していたが態度が変わらず、手が出てしまった」と話したという。
顧問は19年4月から桜宮高に勤務。部員6人を計250発平手打ちしたとして23年9月、停職3カ月の懲戒処分を受けていた。
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