［事件］【桜宮高２自殺】「なぜ自分にだけ厳しい」　自殺の主将、手紙につづる（2013.1.11 07:41）

　大阪市立桜宮高２年でバスケットボール部主将の男子生徒＝当時（１７）＝が顧問の男性教諭（４７）から体罰を受けた後に自殺した問題で、生徒が自殺前に顧問に渡そうとした手紙の中で「厳しい練習であることは分かっていたが、なぜ自分にだけ厳しくするのか」という趣旨の記述をしていたことが１１日、捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は今後、学校関係者などを聴取し、自殺の動機などを調べる。

　捜査関係者によると手紙には、主将としての責任の重さについて書かれているほか「他の生徒がやっても怒られないことでも、僕だけが怒られる」「それは主将だからなのか。そもそも自分は主将に適任なのか」という内容がつづられていたという。府警によると、顧問は生徒の自殺当日の聴取で「主将である自分にだけ特に厳しかった」という手紙の内容について「そういうことがあったかもしれない」と認めているという。