ライフ【桜宮高2自殺】部活指導めぐる自殺、過去にも他校で 体罰教師数はほぼ横ばい+(1/2ページ)(2013.1.8 21:37

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【桜宮高2自殺】
部活指導めぐる自殺、過去にも他校で 体罰教師数はほぼ横ばい

2013.1.8 21:37 (1/2ページ)自殺・自殺未遂

 部活動での指導がトラブルに発展するケースは後を絶たない。学校関係者からは「数多くの問題が起きても、いまだに体罰を行う顧問も少なくない」との指摘もあり、部活動の指導をめぐり、生徒が自殺する事例は過去にも起きている。

 平成6年11月には、「おまえなんかチームに必要ない。練習をやめて帰れ」と叱責された大阪府羽曳野市の市立中学2年のソフトボール部員の女子生徒=当時(13)=が自殺。学校側が「部活動の指導の行き過ぎが原因」と認めた。

 また、14年3月には、群馬県高崎市の東京農大第二高校2年のラグビー部の男子生徒=当時(17)=が自殺。両親は長時間の練習と監督らの厳しい指導で過呼吸を発症して自殺に至ったとして、慰謝料などを求めて提訴し、17年に学校側が部の指導で安全や健康管理に気を付けるなどの条件で和解している。

 そもそも体罰の禁止は学校教育法11条で規定。文部科学省は19年に「いかなる場合においても行ってはならない」と通知を出すなど繰り返し体罰禁止の徹底を求めているが、体罰が無くなる兆候はみられない。

 文科省の調査によると、過去10年間、体罰で処分された教職員は400人前後とほぼ横ばい。23年度は404人(うち126人が当事者として懲戒処分)が処分されている。このうち4分の1以上は部活動に絡んだ事例だったという。

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