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できごと
【桜宮高2自殺】後任主将内定を悲観か 自殺前に顧問が伝達
2013.1.15 14:02
[体罰問題]
大阪市立桜宮高校(都島区)の男子バスケットボール部主将だった2年の男子生徒=当時(17)=が男性顧問(47)から体罰を受けた後に自殺した問題で、顧問が練習試合でミスなどが目立った生徒に対し主将交代を勧め、自殺前の12月中旬、代わりの主将を内定し生徒に伝えていたことが15日、学校関係者への取材で分かった。大学進学も念頭に置いて主将に立候補した生徒が、交代させられることで部活動を中心とした学校生活を悲観した可能性が浮上した。
学校関係者によると、自殺した生徒は昨年9月に主将に立候補し、顧問に選任された。ただ、練習試合でミスが目立つなどしたため、顧問は他の生徒や保護者に「彼ではキャプテンは無理かもしれないから協力してほしい」と求めた。
それでも、チームはまとまりを欠いたため、他の生徒から「このままではチームもうまくいかないし、彼自身もつぶれてしまう」との声があがり、見かねた顧問が「このまま主将を続けていれば、お前はつぶれる。プレッシャーに負けてしまう」などと主将交代を促し、12月中旬に別の生徒を内定させたという。
一方、顧問から主将交代を告げられた生徒は自殺前日の12月22日に「主将を続ける」と顧問に伝え、顧問も続投を決定した。その際、生徒は顧問から「(今後も)殴られてもええねんな」と念を押されたことがすでに判明。主将を続けるか退くかで生徒が思い悩んだ可能性も指摘されている。
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