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岸田外相 ブルネイ外務貿易相と会談
1月12日 21時36分

岸田外相 ブルネイ外務貿易相と会談
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岸田外務大臣は、ASEAN=東南アジア諸国連合の議長国を務めるブルネイで、モハメッド外務貿易相と会談し、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題や南シナ海の島々の領有権問題について、中国と平和的な解決を図ることが重要だという認識で一致しました。

会談では、海洋進出の動きを活発化させている中国を巡って意見が交わされました。
この中で岸田外務大臣は、沖縄県の尖閣諸島の周辺で中国当局の船が日本の領海を頻繁に侵犯していることなどを説明し、「最近は航空機による領空侵犯もあるなど、事態はエスカレートしているが、大局的な見地から対処する方針だ」と述べました。
そのうえで岸田大臣は、ブルネイが、ことしASEANの議長国を務めていることを踏まえ、「ほかの国にとっても、中国の力による拡張に、どう対応するかは共通の課題だ。議長国としてのブルネイの役割に期待したい」と述べました。
これに対しモハメッド外務貿易相は、「中国とは南シナ海でも島々の領有権を巡る対立があるが、いずれも平和的に話し合うことが重要だ」と述べ、中国と平和的な解決を図ることが重要だという認識で一致しました。
このあと岸田大臣は記者団に対し、「尖閣諸島を巡る状況について、理解してもらえたと思う。ASEANとの関係強化の基盤を構築できた」と述べました。

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