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“南海トラフなどの地震確率高く”
1月13日 4時53分

“南海トラフなどの地震確率高く”
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政府の地震調査委員会は、過去繰り返し起きている大地震が将来発生する確率をことしの元日を基準に新たに計算した結果を公表し、南海トラフや千島海溝沿いなどで想定されている地震の確率が高くなっています。

政府の地震調査委員会は、全国の活断層や日本周辺の海底で過去繰り返し起きている大地震が将来発生する確率を毎年、1月1日の時点で計算し、結果を公表しています。
それによりますと、今後30年以内に発生する確率は、南海トラフ沿いの東南海沖で想定されているマグニチュード8.1前後の地震は、去年1月の時点で「70%程度」だったのが「70%から80%」になりました。
また、千島海溝沿いの色丹島沖で想定されているマグニチュード7.8前後の地震は、去年1月の時点で「50%程度」だったのが「60%程度」になりました。
おととし3月の巨大地震の震源域に近い三陸沖北部で想定されているマグニチュード8前後の地震は去年1月の時点で「0.7%から10%」だったのが「1%から20%」になりました。
地震調査委員会の本蔵義守委員長は、「過去繰り返し起きているので時間がたつにつれて地震の確率は上がっていく。建物の耐震化や家具の固定などの防災対策を進めてほしい」と話しています。

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