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68% (参考になった数:268(投票総数:394))
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レビュー
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この作品の登場人物は皆、偶然や不可抗力のふりをして実は意識的にスキンシップやチラ見せを楽しんでいるのである、という裏設定で読んでみると新感覚のエロコメとして成立しないこともない。って勿論皮肉だよ。
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
水谷フーカの作品というのは、作者のいいひとっぷりが全開で伝わってくるような漫画である。性善説、というのとは少し違うか……“人間への信頼”が、それはもう絵柄から台詞回しから、本の隅々まで詰まっているような。 しかし、優れた芸術家には性格の悪いかたが多い(と言われる)ように、素直で好感度の高い作品はそれ故に生ぬるい独り合点に陥りがちでもある。の、だが、水谷フーカは何故か文句なしに面白い。正直なところ、これが不思議でたまらない。 意識的に読み返してみて辛うじて思い付いたのは、比較的シンプルな線の絵柄だが、登場人物の表情を非常に豊かに描き分けているということ。ギャグっぽい三頭身キャラになるときのバランスも絶妙。つまり“楽しそうなひとを見ていると自分も楽しくなってくる”というやつだろうか?
これって、水谷フーカ作品全般に対する総論であって、『満ちても欠けても』のレヴューになってませんね。まあ今のところ、このひとはハズレなし、水谷フーカそのものの作品ばかりなので安心してお買い求め下さいということで。
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21 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
谷山浩子は、こういう価値観の歌詞でこういう曲調のナンバーを、既に幾つも書いて発表しているんですよね。自己再生産、とまでは言わないけれど、いま改めてこの手の新曲を作る内的必然てあるんでしょうか? つまり、NHKラジオ(「深夜便のうた」)という舞台を考慮して営業向きの顔を出して来た、という印象です。勿論それがいけないとは言えないし、きちんと相応の作品に仕上げてあるのは立派です。
でも普通そういう場合、コアなファン向けに、カップリング曲はもっとはっちゃけたものとか実験作とかを収録してバランスを取るものでしょ。それが“みんなのうた”でおなじみの2曲の使い回しという選択は如何なものでしょうか。
古いファンにとっては実質的に1曲で1000円ということになってしまうわけで、あまりありがたくない“商品”であって、表題曲だけを次のアルバムに入れれば良いじゃないかと思ってしまいました。
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