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こけし放つ伝統と個性 遠刈田系新工人、仙台で実演販売

初めての実演販売に臨んだ遠刈田系こけしの若手工人の熊谷さん

 遠刈田系こけしの若手工人による実演販売会が12日、仙台市青葉区の民芸品店「しまぬき本店」で始まった。14日まで、先輩工人から学んだ伝統の技を披露する。
 若手工人は、後継者育成のため遠刈田伝統こけし木地玩具業協同組合が蔵王町に委託し、公募。約3年間の修行を積んだ3人が実演販売を手掛ける。
 12日は熊谷祐太さん(27)=仙台市青葉区=が店頭に立った。買い物客らは足を止めて繊細な作業の一つ一つに魅入った。
 普段は工房で作業しているため、実演販売は初めてという熊谷さんは「人に見られながら作業をするのは難しい。とてもいい経験になる」と緊張した表情でろくろを回していた。
 13日は達曽部早苗さん(45)=蔵王町=、14日は日下秀行さん(34)=村田町=が実演する。午前11時〜午後3時まで。


2013年01月13日日曜日


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