基地考える 「ひまわり」上映スタート

2013年1月13日 09時36分
(30時間29分前に更新)

 1959年にうるま市(旧石川市)の宮森小学校周辺で起きた米軍ジェット機墜落事故を題材にした映画「ひまわり~沖縄は忘れない、あの日の空を」(及川善弘監督)の上映が12日、同市市民芸術劇場で始まった。家族連れらが詰め掛け、映画を通して沖縄の基地被害をあらためて捉えた。

 双子の兄弟で沖縄市立北美小4年の佐渡山海青(かいせい)君(10)と空飛(そらと)君は、母の由紀さん(35)と鑑賞。自宅や学校の上空を米軍機が飛び交う現状から、空飛君は「映画を見て、墜落しないか怖くなった。事故はむごくて、忘れてはいけない」。海青君は「事故がなくなるには、基地がなくなったらいい。怖かった」。由紀さんは「オスプレイ配備反対への気持ちがより強くなった。親子で基地について話せるいい映画だった」と語った。

 映画は、同劇場を皮切りに、那覇市久茂地のタイムスホールや県内各地の劇場などで上映され、26日からは全国で公開される。

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