嘉手納配備「認めぬ」 中頭青年団OBが集会

2013年1月10日 09時47分

 【宜野湾】中部地区の元青年団員らでつくる中頭青年団OB会は9日、宜野湾市大山の米軍普天間飛行場第1ゲート周辺で、オスプレイの撤去を求める今年初の抗議集会を開いた。米政府が嘉手納基地へのオスプレイ配備を日本政府に伝えていたという報道に、メンバーは「絶対に認めない」と憤った。

 青年団は米軍占領下で復帰運動などに取り組んだ経験があり、10月から毎月2回、集会を開いている。メンバーらは平和を願い「艦砲ぬ喰(く)ぇーぬくさー」を歌った。

 3代目会長を務めた元県議の中根章さん(80)=沖縄市=は、「1950年代、米国の弾圧から沖縄を取り戻そうと運動してきた。今年もひるむことなく、若い世代にも伝えていきたい」と決意した。

 有銘政夫さん(81)=同=は「若者も『沖縄はこのままでいいのか』と、声を出し始めている。みんなで知恵を絞って、何か行動していれば、必ず新しいものが生まれる」と運動の継続を呼び掛けた。

 元県軍用地等地主会連合会長の喜友名朝昭さん(83)=北谷町=は、オスプレイの嘉手納配備に「敗戦から68年。沖縄をいまだに占領しているような扱いは、われわれの世代で終わらせたい。絶対に子や孫に引き継がない」と語気を強めた。

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