オーストラリアのカー外相は、岸田外務大臣との会談後の記者会見で、従軍慰安婦問題に関する河野談話の見直しについて否定的な考えを示しました。
オーストラリア・カー外相:「’93年の河野談話は近現代史のなかでも最も暗い出来事の一つと認識している。豪州としては、見直しが行われることは望ましくないと考えている」
この発言を受けて、岸田大臣は「慰安婦問題について、安倍総理は筆舌に尽くし難いつらい方々のことを思い、心を痛めている。この点は、歴代の総理と何も変わってない」と述べました。記者会見に先立って行われた日豪外相会談では、河野談話については話題に上らなかったということです。