中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

青木、2番起用OK 攻撃的にいく 第2子誕生励みに2年目に臨む

2013年1月14日 紙面から

黙々と打ち込みをする青木=沖縄県宜野湾市で

写真

 ブルワーズの青木宣親外野手(31)が13日、沖縄県宜野湾市内で古巣ヤクルトの選手らと続けている合同自主トレを報道陣に公開した。メジャー2年目となる今季は2番右翼で起用する球団構想が持ち上がっており、自らも首脳陣の指示に従う考えを示した。1点よりも2点を狙いにいく「攻撃的2番」としてチームに貢献する構えだ。6月に第2子が誕生する予定であることも明かした青木。昨季の2倍の責任感を胸に新たなシーズンに臨む。

 正ポジションも約束されず、“逆風”が吹き荒れていた1年前とは打って変わって順風満帆だ。青木にとって今季はレギュラー死守が第一の目標。球団が構想に掲げる2番起用もすんなりと受け入れるつもりだ。

 「1、2番を打てる打者になりたいと思っている。打順はどっちでもいい。日本で言うほどメジャーは2番(の役割)に制約はないから」

 昨季は119試合に先発出場したが、うち99試合は1番。残る20試合は2番だった。日本の場合、2番は犠打などでつなぐのが大きな役割。ところがメジャーでは積極的に打ってチャンスを広げるケースが多く「向こうは1点ではなく、2点を取りにいく野球。2番(の役割)は1番とそんなに変わりない」と肌で感じたという。

 昨年のこの時期は手探り状態。契約前に事実上の入団テストを受けさせられるなど評価が極端に低く、開幕も控えでのスタートだった。その後は試合を重ねるごとに才能を示し、5月下旬にレギュラーに定着。打率2割8分8厘、10本塁打、50打点、30盗塁の好成績でデビューシーズンを終えた。

 今季は「攻撃的2番」として二塁打が増える可能性がある。このオフに体幹トレーニングなどを重ねることでパワーがつき、個人トレーナーの原田雅章氏も「打球が強い。左方向への当たりが増えれば、長打も増える」と太鼓判。昨季の二塁打は37本だったが、40本台後半まで数字を伸ばすこともできるという。

 青木は6月に佐知夫人との間に第2子が誕生する予定であることも明かした。出産は米国で行う方針で「無事に生まれてほしい。家族も増えるので、新たな気持ちで頑張っていきたい」と胸を躍らせた。

 沖縄自主トレでは汗だくで打ち込みを続けるなど、その姿はストイックそのもの。“2年目のジンクス”に染まることもないだろう。青木の表情は自信に満ちあふれている。 (鶴田真也)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ