多摩市に引っ越してからというもの、すっかり人に会う機会が減りました。一時期は「毎日知らない人に会う」という目標を立てていたりしたので、リアルな出会いの数はピーク時の10分の1くらいになっていると思います。
人に会う目的が「話を聞く」のなら、読書で代替できる
人と会う目的は複数あって、パッと思い付くかぎりでは、
①相手の話を聞き、新しい刺激をもらう
②自分の話を聞いてもらい、考えを理解、整理、洗練する
③お互いと知り合っておき、それ以降のコミュニケーションコストを下げる(一度会った人とは、色々スムーズになりますよね。僕は仕事のパートナーとは一度会い、その後は遠隔でのやりとりを中心にします)
なんてところがあります。どれか一つというよりは、多くの場合、そのどれもが目的になると思います。
僕は普段ブログで情報発信をしているので、「②自分の話を聞いてもらい、考えを理解、整理、洗練する」はそれほど強い欲求ではありません。せっかくの時間を割く以上、僕にとっては「①相手の話を聞き、新しい刺激をもらう」が人と会う上での最上位の欲求になります。
ただ、この「①相手の話を聞き、新しい刺激をもらう」という目的を達成する為には、必ずしも人と会うことはありません。最近、僕はこれを「読書」で代替することにしています。
人と会うための金銭的なコストは、都会に出るための往復交通費800円+コーヒー代400円=1,200円程度です。ちょうど新刊本を一冊買えてしまう値段です。純粋に知的な刺激が欲しいだけなら、コスト的には人と会うよりむしろ安上がりなぐらいです。
書籍には、1時間の話よりもずっと充実した情報が詰め込まれています。本の内容によっては、10時間分ぐらいの話が濃縮されているものです。僕の新刊も、リアルに話をするとなると、たぶん3〜4時間は掛かる分量だと思います。時間の観点で見ても、読書は情報摂取の効率がいいわけです。
というわけで、毎月100冊以上のペースで本を購入し、ザクザクと読んでおります。今年は育休モードなので、本を通してさまざまな人の話を聞いて、知的な刺激をもらいたいと思います。
読書論といえばこちらが有名。本の読み方の本です。