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政治
民主の議員グループ「溶解」 抗争の気力・余裕なし、主流派は労組系
2013.1.13 23:13
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こうした中、もともと少数だったとはいえ、目減りが少なかったのが細野豪志幹事長の「基本政策研究会」だ。約15人のうち約10人が残り、細野氏側近3人衆の津村啓介、階猛、小川淳也各衆院議員は全員当選。当選5回以下で占め「第3世代」と呼ばれる。
階氏は役員室長に抜(ばっ)擢(てき)され、細野グループは少数であっても影響力を増す可能性がある。
前原氏に代表される「第2世代」では前原氏と同じ松下政経塾8期生で当選回数も7回と肩を並べる玄葉光一郎前外相がグループ結成をもくろむ。前原氏が“謹慎”しているうちに足場を固めようとの思惑がちらつく。ただ、衆院選で初当選したのはわずか1人。新人争奪戦にもならない悲しいお家事情となっている。
結局、衆院57人、参院88人という現状から、最大勢力は労組系が多い参院民主党といえる。その参院側を支配するのは、いつまでも党の中枢に居座る、出身母体が日教組の輿石東参院議員会長だ。この政党は確実に労組依存体質を強めようとしている。(坂井広志)
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