第28話 −陵辱 −
ロボット犬のように金属の関節を軋ませて、森羅は四つ這いで長い廊下を歩いた
そして、マスターの部屋の前で立ち止まった
ここまでくるだけで足腰がガクガクと悲鳴をあげている
金属の装具は歩行することだけで責められているような代物だった
「森羅様をお連れしました」
「ご苦労、入れなさい」
口を閉じることが出来ないため、涎を垂れ流し四つ這いで歩く姿はまさに犬そのものだった
「森羅、気品に満ちたお前からは想像もつかない惨めな姿だな」
「これから、私を裏切ったことを心から詫びるように、しっかりと教育し直してやる」
「麗華、こちらに運んできなさい」
マスターの指示に、麗華がアクリルの箱を台車に乗せて部屋に運んできた
「うっ!うぐぐぐぐく!!」
森羅は口枷に阻まれながらも必死で叫んだ
「うぐぐぐ、グワアアァァァァーーー!!」
小さなアクリルの箱に折りたたまれるように押し込まれた優香の姿を見たからだ
身動き一つ出来ない優香は箱の中で苦しそうな息使いをしている
「し・・・・森羅・・・・」
麗華は変わり果てた弟の惨めな姿に呆然と立ちつくした
「か・・・・可哀相に・・・・・」
その様子を見たマスターは
「麗華、弟を助けたいか?」
「は、はい!」
「そうか、ならお前が森羅の身代わりとなって、犬になるか?」
「そ・・・・それは・・・・・」
気位が高く、S気の強い麗華にとって、その屈辱は耐え難い物があった
弟の為とは言え、さすがに躊躇してしまった
「ふふふ、その程度の姉弟愛か・・・・・・」
「麗華、そのかわり弟の愛する女を、目の前で苦しめてやりなさい」
「は・・・・・はい・・・・・」
麗華は、複雑な心境だった
愛する弟の心を奪った優香が憎い、だが優香が苦しめば弟も苦しむ
しかし、冷徹なマスターのことだ、言うことを聞かなければどんな仕打ちをしてくるかわからない
麗華は心を鬼にして、透明アクリル箱に付いたバルブを閉じた
森羅は何が起こるかまだ理解できていなかった
しかし・・・・
数分後にアクリル箱が曇りだしたことで、直ぐに理解した
「うぐぐぐぐぐぐぐ!!!!」
咽喉具に邪魔されて言葉にはならないが、必死で中止を訴えているのだろう
暫くすると・・・・・・
優香の様子が変わりだした
大きく胸を膨らませ、苦しそうに深呼吸を繰り返す
僅かに動く指先を震わせて苦しさに耐えている
箱はどんどん曇っていき、優香の状態がはっきりと確認できなくなってきた
体を激しく揺さぶり、胸を大きく膨らませて痙攣している
「うぐぐぐわああぁぁぁぁぁぁーーーーーーー」
森羅は優香の様子を見て、ありったけの声で叫んだ
口枷に咽を犯されながの、それはあまりにも悲痛な叫び声だった
麗華はたまりかねて、換気口のバルブを開けた
曇りが一気に取れて、優香が必死で深呼吸をする姿が見え始めた
「麗華・・・・・・・」
「私が許してもいないのに、なぜバルブを開いた」
「マ、マスター」
「これ以上続けたら、死んでしまいます」
「私が許すまでは、死んでも開けてはいけないのだ!」
「もう一度始めろ」
「マスター、し、しかし・・・・・・」
「麗華、お前はまだ私を理解していないようだな」
「生き証人の女など生かしておく意味がないのだ」
「仮に、ここで窒息死しようがたいしたことではない!」
「さ、始めなさい」
麗華はマスターの言葉に恐怖を覚えた
しかし、絶対命令だ従わなければ自分がやられる
再び換気口のバルブを閉じた
じわじわと呼吸困難に陥っていく優香・・・・・・・・
やがて異常なほどの痙攣を伴って、優香の態度が激変する
全身を狭い箱の中で揺すって、目を見開いて拳を握りしめている
そして宙ににむかって口をパクパクと開いている
尋常ではない・・・・・
このままでは間違いなく死ぬ・・・・・・
だが、マスターは冷徹な目で見つめているだけだ
森羅は狂ったように呻き、涙を流している
麗華の握りしめた拳がワナワナと震えだした
「も、もう・・・・・・・」
「もう・・・駄目ええぇぇぇぇーーーーーーー!!!」
麗華は換気口のバルブを開いてしまった
箱の中に新鮮な空気が流れ込む
痙攣をしながらも優香は生きるための呼吸を繰り返した
「麗華・・・・・・」
「どうしても命令が聞けないようだな」
「こ、これは・・・・調教なんてものじゃない!」
「殺人です!!私にはできません!」
麗華はマスターを凝視しながら叫んだ
「ふふふ、哀れな奴」
「姉弟そろって、どうしようもないな・・・・・」
「麗華、その根性をたっぷりとたたき直してやる」
側近の黒服の男にマスターは命じる
「麗華と優香の二人を、調教室で徹底的に教育してやれ」
「これから、毎日10人の男に、口と膣とアナルを犯させてやる」
「次から次へと吐いても、吐いても咽の奥を犯され、膣とアナルに男を常に挿入され」
「鞭、蝋燭、緊縛、浣腸、殴打に石抱き、木馬に、水責め・・・ありとあらゆる責めと陵辱に泣いて暮らすのだ」
「お前達の食事は、その男の精液や小便を掛けたものを食べるんだ!」
「これから、1年間、来る日も来る日も、毎日10人の相手をし、泣きながら暮らすのだ」
「二人を連れて行け!」
常に冷静なマスターが怒りにまかせて、麗華を罵倒した
「い、いやああぁぁぁぁーーーーーー!!」
男達に両脇を抱えられながら、麗華は狂ったように泣き叫んだ
箱の中の優香はまだ意識がはっきりせず、なにがおきているのかもわからないまま
箱ごと台車に乗せられて麗華とともに連れられていった
森羅は動かせぬ体のため、四つ這いのまま立ちつくしている
目から大粒の涙が止めどなく流れ落ちる
その森羅の目を覗き込むと
「お前は、これから陵辱される姉と恋人の目の前で、たくさんの女達の玩具になるんだ」
「生きた、性処理人形にな・・・・・」
「うわはははははははは!!!!!!」
マスターは仁王立ちで高笑いをした
続く