第21話 −落とし穴−
「あら、麗華さん」
「あ、お嬢様・・・・」
「森羅・・??」
亜里砂に手を引かれた森羅は姉の姿を目の前にしても気が付かない様子だ
「森羅・・・・・・」
麗華は不思議に思い再び声をかける
しかし、森羅に反応はない
「ふふふ、麗華さん」
「森羅はね、お姉様の顔を見ることが出来ないの」
「それだけじゃない、声も聞こえないのよ」
「うふふふふ」
「えっ!」
「森羅から光も音も奪ってあげたの」
麗華の顔から血の気が引いていく
「そ・・・・そんな!!」
「だから、今の森羅君はなにもわからないのよ」
「い、いったい・・・・」
「森羅に、森羅になにをしたの!」
「あら、金で買われた奴隷の分際でなによ!その態度!」
亜里砂はキラリと瞳を輝かせると、グイッ!と森羅の手を引っ張った
「森羅、行くわよ」
亜里砂に手を引かれて、よたよたと森羅はついていく
「ふふふ、麗華さん」
「トレーニングウェアの襟元からラバースーツと銀色の首輪が覗いてるわよ」
「きっとお父様が着けられたのですね」
「いくらお母様のパートナーとは言っても、やっぱり奴隷は奴隷ね」
「自分の立場をおもいしると良いわ」
「じゃあねー」
「ま、待ってください」
「し、森羅は・・・・森羅は・・・・・」
悲痛な麗華の叫びを無視するように、亜里砂は森羅の手を引いて回廊の奥に姿を消した
「い、いったい・・・・・」
「森羅・・・なにをされたの・・・・・」
麗華は自室に戻っても、亜里砂に引かれて行った森羅の事で頭がいっぱいだった
「見えない、聞こえない・・・・」
「そ、そんな!」
「目と耳を・・・・そ、そんなはずない!いくらなんでも・・・・・」
「でも、森羅は何も見えてない、聞こえてなかった・・・」
麗華は亜里砂の非情な仕打ちに愕然と床に崩れ込んだ
眠れぬ夜が更けていく
愛する弟の身の上が心配で一睡もできない、更に分厚い拘束衣のようなラバースーツが
時間の経過とともに耐え難い辛さを与えてくる
体温で蒸れたスーツの中は夥しい汗で気持ちの悪いことこの上ない
今すぐにでも脱ぎ捨てて、シャワーを浴びてサッパリしたい・・・・
だが、嵌められた枷の為、自力で脱ぐことはできない
更に、体内に挿入された巨大な2本ディルドゥがジワジワと効力を発揮してきている
女性自身が、アナルが・・・・・
むず痒く、耐えられないほどの痒みを・・・・伴って・・・
掻きむしりたい衝動にかられる、しかし分厚いラバースーツはその行為を冷たく拒否している
やがて、体内が熱く火照ってくる
どうやら、2本のディルドゥには媚薬が染みこませてあったのだろう
それに・・・尿道に差し込まれたカテーテルにまで・・・・・
下半身に火がついたように欲情させられている
ゴムリングを嵌められた乳首もズキズキと脈打つように疼いている
「た・・・たすけて・・・・」
「こんな、こんな仕打ち・・・・酷い、酷すぎる・・・」
「私が何をしたの?命令されるままにSとして訓練され、そして奥様のお相手をしただけなのに」
「どうして・・・・・・」
「そして、森羅までも・・・・」
「私たち姉弟をどこまで虐めたら気が済むの・・・・」
麗華は決して満たされぬ快楽と苦痛の狭間に不自由なラバースーツの体で身悶えした
それは・・・朝がきても終わることはなかった
「麗華様、もう朝ですよ起きてください」
メイドの美紀が麗華の部屋へ入ってくる
「あら・・・・・」
「麗華様ともあろう方が大変な姿ですね」
「だめですよ、もっと毅然としていないと」
泣き濡らした顔、乱れた髪、目の下にはくまをつくり、あの麗華とは思えぬ惨めな姿であった
「み・・・美紀・・・さん」
美紀はそんな麗華の姿をみると、ニヤリと笑った
「麗華さんには色々とスケジュールが詰まっているのです」
「さ、元気だして行きましょう」
「まず、ご主人様への朝のご挨拶ですよ」
「早くお部屋にいかないとご機嫌をそこねますよ」
「ま、まって」
「身支度するから、少し待ってて」
「駄目です!」
「そんな時間ありませんよ、すでにご主人様はおまちです」
「そ、そんな・・・・」
美紀にせき立てられ、化粧どころ顔も洗わぬまま浩三の待つ場所へ引き立てられていった
そこはいつもの部屋ではなく、庭にせりだしたガラス張りのジャグジールームだった
朝日を浴びて湯煙の中に浩三がバスルームの椅子に腰掛けていた
「麗華様をお連れしました」
「美紀か、中まで連れてこい」
「はい」
「麗華、遅いぞ」
「これらは毎朝7時には、このバスルームへ来るんだ」
「さ、私の体を洗いなさい」
「えっ???」
突然のことに、要領を得ない麗華に美紀が教える
「こうするのです」
美紀はスポンジにソープを付けて泡立てると、浩三の体を隅々まで丁寧に洗い始めた
「麗華、美紀のすることをよく見ておくんだ」
「明日からは君の日課だ」
美紀はラバーのメイド姿で浩三の横に跪くと全身を洗っていく
そして・・・・・
シャワーでソープの泡を洗い流し、浩三の前に跪いて男性自身を口にくわえた
上目遣いで浩三の顔を見つめながら、男性自身を口に含みのどの奥に導く
ピチャピチャと音を立てながら美紀は一心に浩三の男性自身をしゃぶり続ける
「そ・・・そんな・・・・・」
「私に、毎朝こんなことをせよと・・・・」
麗華は美紀の行動を凝視できなかった、目をそらすと
「麗華、目をそらすな美紀のすることをみているんだ!」
浩三のキツイ命令が飛ぶ
次の瞬間、浩三は美紀の口の中に放尿を開始した
口の中からあふれ出すオシッコを美味しそうに飲み下していく美紀・・・・・・
浩三はその美紀の頭を撫でながら
「ほんとうに私に従順で可愛い子だ」
「麗華、君も美紀を見習って早く良い子になるんだぞ」
「明日からは、すべて君の仕事だ」
「妻の相手は、美紀と交代させる」
麗華は浩三の言葉に我が耳を疑った、そして・・・呆然とそこに立ちつくした
美紀は浩三の放出するオシッコを咽を鳴らして飲み下しながら、麗華に目配せしてニヤリと笑った
急激に目の前が真っ暗になってその場に崩れた麗華だった
亜里砂は全裸でベッドに横たわっていた
そして、その亜里砂を手探りで愛撫する森羅・・・・・・・
「森羅、私の愛しい森羅」
「あなたは、光も音もない世界で私の肌のぬくもりだけ感じていればいい」
森羅の頭を押さえて股間に押しつける
「舐めて、暗闇と無音の世界で私だけを求めて・・・・」
「あああぁぁ・・・・・・」
「もっと・・・もっと・・・・・」
「気持ちいい・・・森羅、もっともっと愛撫して・・・」
「いい・・・・いい・・・・最高よ!」
天地をひっくり返したような、思いもかけない浩三の麗華へ仕打ち
見えない・・・・
聞こえない・・・
闇と無音の世界に閉ざされた森羅を弄ぶ亜里砂
薄幸の姉弟の行く手は茨の道が続いていく・・・・
続く