『それでは、【ANOTHER GAME TOURNAMENT】のルールを説明致します。TOURNAMENTで行なうゲームは……モニターに御注目下さい』
と、仮面男が言った。解賭達は、仮面男が映っているモニターの横に設置されたもう1つのモニターに視線を向けた。モニターには、【脱出ゲーム】と表示された。
『そう、TOURNAMENTで行なうゲームは、【脱出ゲーム】です』
解賭達は、眉間に皺を寄せた。【脱出ゲーム】? 何だソレは……。
『ルールは到って簡単。【脱出ゲーム】とは、【ANOTHER GAME 専用双六】の事を指します。この中で、双六のルールを知らない方はいらっしゃらないでしょう。自分の駒を用意後サイコロを振り、出た目の数だけマスを進ませる。到着したマスに指示が書かれていた場合、その指示に従うと言う単純なルールです。では、【脱出ゲーム 用紙】を配布しますので、5人ずつのグループに分かれて下さい』
仮面男が言ってから数秒後、受付の女性が用紙を配りにやって来た。解賭は、用紙を受け取った。確かに双六の用紙だ。マスが区切られており、所々に指示が在る。
仮面男は最後に、こう付け足した。
『勝抜け者は最大で6名。つまり5人中の2人が脱落、合計4人が予選で脱落する訳です。ではこれより【ANOTHER GAME TOURNAMENT】を開始致します』
モニターの電源が、ぷつりと切れた。
解賭達は、数秒停止した儘だった。だが解賭は、皆に叫んだ。
「もうゲームは始まったんだ!! 早く5人ずつのグループに分かれよう!!」
それを合図に、1人、また1人と、解賭の周りに集まった。そして最後の1人が来た時、解賭は言った。
「グーとパーで分かれよう。2人のグループを作って、1人がグー、1人がパーに為る様にするんだ。さあ、早く!!」
解賭が言った途端、皆は、2人ずつグループを作った。その結果、解賭はグーを出したグループ、翔太はパーのグループと為った。
その途端足元から、専用の台が2つ出現した。解賭は1つの台へ向かい、用紙を広げた。用紙に付属の駒を、皆に配る。皆は自分の駒を、スタート位置に置いた。準備は完了した。サイコロは、台に置かれてあった。解賭はサイコロを握り締め、言った。
「サイコロを振る順番を決めよう。ジャンケンだ」
皆は、自分の拳を突き出した。解賭は、「ジャン」「ケン」と発声後、「ポン」で拳を振り下ろした。その結果、解賭の順番は2番目と為った。
皆は用紙の方を向き、順番が1番目の奴が、サイコロを用紙に向かって振り、投げた。
……ゲーム開始。
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