解賭達は皆に内緒で、頑丈アイランドに向かった。足を踏み入れた途端、緊迫感が解賭達を襲った。
ゲームコーナー、アトラクションコーナー、イベントコーナー等を素通りし、ギャンブルコーナーに向かう。やがて、ギャンブルコーナーは見えて来た。
「此処だ……」解賭は呟いた。「昼とは別物だな」
解賭達は、ギャンブルコーナー受付へ向かった。受付では、1人の女性が待機していた。解賭達が声を掛けると、簡単に手続きを済ましてくれた。解賭達は女性に貰ったネームプレートを胸に付け、指示された場所へ向かった。会場は、昼に解賭達がギャンブルをした競馬会場だった。
競馬会場の扉の前には、見張の男が2人待機していた。解賭が情報の館の老婆に貰った招待状2人分とネームプレートを確認させると、簡単に通してくれた。男は、競馬会場に足を踏み入れる直前、こう言った。
「――もうゲームは始まっています」
解賭はにやりとし、競馬会場に第1歩目を踏み締めたのだった。
会場には解賭達以外にも、18人の男女が集まっていた。解賭達が会場に入った途端、18人の男女の視線が此方に向けられた。如何やら、プレイヤーは解賭達で最後らしい。
その時突然、レースの結果を表示する巨大モニターに、奇妙な仮面を被った男が現れた。背景は、黒で塗り潰されている。黒のカーテンが掛かっているらしい。仮面男が言った。
『会場の皆様、【ANOTHER GAME】参加を御表明頂き、誠に有難う御座います。私はこのゲームのディーラー。では、注意事項を説明致します』
いよいよ始まった――【ANOTHER GAME】。解賭は唾を呑み込んだ。仮面男の言葉は未だ未だ続いた。
『皆様は――死ぬ覚悟が御在りで御座いますか?』
――え? 今、何と言った?
『もう1度繰り返します。皆様は死ぬ覚悟が御在りですか?』
――死ぬ覚悟? 何だソレは? これは、ゲームだろう? ――それとも……
違うのか?
会場がザワ付き始めた。それもそうだ。仮面男は確かに、死ぬ覚悟と言ったのだ。解賭達も、目を見開いた。仮面男は、続けた。
『死ぬ覚悟が無い方は、即刻此処から立ち去って下さい。迷惑ですので』
「お、お、俺は、こんな訳判らんゲーム、抜けるからな!!」
1人勇気の無い男が、会場の扉を押し開け、出て行った。それに続いて1人、また1人と出て行く。
「おい解賭ォ……出ようぜこんなトコ……」翔太も完全に怯え切っている。解賭は、モニターを見据えている。まるで、俺は死ぬ覚悟が在るとでも言っている様だ。
結局その場に残ったのは、解賭、翔太も含めて10人だった。
『残って下さった皆様は、【ANOTHER GAME】に参加する覚悟――つまり死ぬ覚悟が在ると言う訳ですね。宜しい。それでは早速、【ANOTHER GAME TOURNAMENT】を開始しようと思います』
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