イケダ流・速読術—毎日3冊以上の本を読むために理解しておきたいこと

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2013/01/13


読書メモを残していますが、僕なりの速読法も書いてみたいと思います。佐藤優氏とけっこうかぶっているんですが…。


書籍の核心部分は全体の5%以下

僕は気に入った本はブログに「読書メモ」を残すようにしているのですが、どれだけメモが長くなっても、せいぜい全体の5%ぐらいに収まるものなんですよね。

僕も本を書くのでわかるので、本の中での「核心」はやっぱり5%ぐらいなんです。裏を返すと、書中の95%は「核心」にいたるためのたとえ話や前置き、解説ということです。それらに読む価値がないとは思いませんが、核心を理解できるようならすっ飛ばしても問題がありません。


「今の自分が読む価値がない本」は世の中には大量にある

本をあまり買わない人にとって、あらゆる本は「読む価値がある」ものかもしれません。せっかく買ったのだから、薄っぺらでも、理解できないくらい難解でも、読まないともったいないという心理はよくわかります。

が、これは幻想です。世の中には「今の自分が読む価値のない本」が大量にあふれています。

ポイントは「今の自分が」という部分です。まず、他人が絶賛している本でも、自分にとっては価値がないということも往々にしてありえます。自分の知識レベルが足りないがために「まだ読んでも理解できない本」もあるでしょう。逆に、知識レベルが高くなると「あらためて読む価値はない本」もあるはずです。

本の価値というものは絶対的なものではなく、相対的なものだとも言えます。今の自分には読む価値がないと判断した本については、積ん読としてストックしておくか、売却・譲渡してしまいましょう。


本は効率のいい投資

毎日3冊以上の本を読むということは、当然お金が掛かるわけです。僕は図書館は利用していないので、読む本は献本か、自分で購入するかの二択です。献本は月間で10冊程度なので、毎月概ね100冊は購入して読んでいる計算になります。

毎月100冊というと本代がすごいことになりそうですが、ブックオフの100円本を漁るのが趣味なので、一冊単価で見ると結局500〜800円に落ち着いていると思われます。2,000〜3,000円の本は月に5〜6冊しか買いません。ざっくりですが、毎月8万円、年間100万円弱くらいになるでしょうか。

かなりのコストのように思われますが、僕の場合は仕事が文筆業なので、本は重要な投資だと確信&実感しております。100万円分の本は、仕事のなかで必ず、100万円以上のリターンで返ってきます。


もう少し実際的な話を漏らせば、読み終えた本をブログで紹介することで、投資は十分に回収できてしまいます。昨年の実績を見ても、本代はアフィリエイト収入で十分まかなえています。また、本をたくさん紹介することで「書評ブロガー」的な立ち位置も獲得できるので、献本も増えていくと思われます(実際僕の場合は増えています)。書評コンテンツは生産が容易かつ比較的価値があるので、ブログのトラフィック増にも生きます。

そんな事情もあるのですが、僕のような仕事にかぎらず、本というものは一般的にその値段の割に、費用対効果がよいと思います。講演会に行くと数万円掛かるような話が、本だと普通に100円で読めちゃいますからね。100万円分の本を読んで「損をした!」と嘆くことはほとんどないのではないでしょうか。


佐藤氏の読書術もぜひ。なんというか圧倒的。ブックレビューとしてエッセンスをまとめてあります。


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