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【国際情勢分析 川越一の目】黄信号進入に罰金 施行6日で見送り
ところが、ドライバーの間からは「交通の流れが悪くなって、深刻な渋滞が起きる」「追突事故が多くなる」などの苦言が続出した。「赤信号は止まれ、青信号は進め。黄信号が点いたら止まるべきか? 進むべきか?」で喧喧(けんけん)諤諤(がくがく)となり、2013年の第1週は「黄信号ウィーク」と揶揄(やゆ)される事態となった。
中国当局は、黄信号に変わった時点で車両が停止線より手前にある場合は「止まれ」。停止線を越えていたら「進んでよい」と説明しているが、信号機については、国連の「道路標識および信号に関する議定書」に国際的な定義がある。
それによると、黄信号は「警告」を意味しており、「停止線を越えてはならないが、車両が停止線に近づき安全に止まれない場合はそのまま進むことができる」とされており、中国当局の認識とは微妙なズレが生じている。
黄信号発明者は中国人?
大きな話題となった「黄信号」だが、中国ではにわかに「黄信号を発明したのは中国人だ」との説が流れている。山東省の地方紙、斉魯晩報が伝え、共産党機関紙、人民日報のウェブサイトにも掲載された説では、黄信号の発明者は米コーネル大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)などで学んだ、浙江省杭州出身の胡汝鼎氏(1905~85年)だという。
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