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東京六大学リーグで44度の優勝を誇る法大に12日、内紛問題が表面化した。野球部のOB総会が都内のホテルで行われ、金光興二監督(57)らのOB会除名を求める声が上がった。OB会側と監督側は野球部長人事などを巡って対立。OB会副会長には、WBC日本代表の山本浩二監督(66)が名を連ねている。双方は、近日中に話し合いを持つ意向だが、事態収拾が長引けば4月開幕の春季リーグ戦にも影響を与えることになりそうだ。
名門野球部が揺れている。午後4時から始まった法大のOB総会で異例の事態が起こった。約130人が参加した1時間30分の内容は、ほとんどがOB会(五明公男会長)と野球部との対立を説明する話に費やされた。出席していた佐藤典人野球部長が退席を求められると、会場には怒号が飛び交う。そして会の最後には、金光監督、現場とOB会のパイプ役を務める田中英樹先輩理事の除名案が出されるに至った。
事の発端は昨年2月。関係者によると、OB会に意見を求めずに部内人事が行われることに対して不満があったOB会側が、野球部長と先輩理事の退任を要求。さらに「金光監督は就任10年を超えており、後進に譲るべき」(池田周弘OB会副会長)として、監督の退任も大学総長あてに答申するなどした。
そもそも人事権はOB会ではなく大学側にあり、部長らはこれらの要求を受け入れなかった。そして今年に入り、金光監督と野球部長、先輩理事は代理人を通じ、連名でOB会執行部あてに書簡を送付。その内容は、部長、監督らの退任要求などに対する謝罪がなければ法的措置も辞さず、というものだった。
今回の除名案は、金光監督らが「OB会に敵対している」(池田氏)という理由で出されることになったという。除名についてはOB会執行部に一任されることになり、近日中に監督側との話し合いがもたれる予定だ。
総会後は、同じホテル内で昨秋リーグ戦の優勝祝賀会も行われた。出席した金光監督は書簡については「コメントを控える」としたが、自らの進退など騒動については「考え方はいろいろあると思う。話し合いの場が持たれれば、誠意をもって応じます。私自身もOB会員。私からOB会をないがしろにするつもりは一切ない」と説明した。
新チームはすでに動き出しており、4月には春季リーグが開幕する。金光監督は「選手たちは頑張っている。OB会と野球部と大学が三位一体で強くなろうという気持ちは変わらない」と話した。双方の話し合い次第では今後、選手らに大きな影響を与える可能性がある。
◆法大硬式野球部 1915年に発足。17年に4大学リーグ加盟。東京六大学リーグ戦が始まった25年秋には、1分け10敗で最下位も、30年秋に初優勝。リーグ戦は史上最多の44度優勝。全日本大学野球選手権も全国最多の8度、明治神宮大会は3度それぞれ制している。OBに関根潤三(元ヤクルト監督)、山本浩二(元広島監督)、田淵幸一(元ダイエー監督)、江川卓(元巨人)ら。現監督は金光興二監督。合宿所は神奈川・川崎市。
(2013年1月13日06時02分 スポーツ報知)
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