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【ゴルフ】

遼 5年連続マスターズ 超異例3度目招待

2013年1月13日 紙面から

 石川遼(21)=パナソニック=の5年連続マスターズ出場が決まった。11日、マスターズ・トーナメントの主催者が、石川とアジアツアーの昨季賞金王、タワン・ウィラチャン(タイ)が特別招待選手として出場すると発表。石川の現在の世界ランキングは75位。“自力出場”に必要な同50位以内には届いていないが、アジアでの注目度などが評価された。特別招待は初出場した09年と昨年に続いて3度目。異例の“抜てき”に、本番のプレーで応える。

 突然の吉報だった。今季から本格参戦する米ツアーに向け、10日に日本を出発したばかりの石川。「このたび特別招待を受けたことを非常に光栄に思います。世界ランキング50位以内を突破することを目指して米ツアーを戦うつもりでいたので、驚きもあります」。“自力出場”を勝ち取ろうとしていたところでの一報に、本人も現地から驚きのコメントを出した。

 現在、石川の世界ランクは75位。“切符獲得”には米ツアーで優勝するか、マスターズ直前週での同50位以内が条件だった。だが、主催者側は今回、石川とウィラチャンの特別招待を早々と発表。オーガスタ・ナショナルGCのビリー・ペイン会長は「ウィラチャンと石川が参加することでアジアでのゴルフ人気と関心が高まる」と注目度の高さに期待を寄せる。

 マスターズ競技委員も務める日本ゴルフツアー機構の山中博史専務理事が「3度はここ最近ではないのでは」と話す通り、3度目の特別招待は異例。ただ、ペイン会長は昨年11月の三井住友VISA太平洋マスターズで日本ツアー最年少10勝を達成した実力を評価。「われわれは歴史上、世界のトップを集めてきた」と強調する。

 石川は17日開幕のフマナ・チャレンジで今季初戦に臨む。「アジアのゴルフを世界に魅せられるように頑張りたいと思います」。思いがけず舞い込んできた切符。4月まで米ツアーで腕を磨き、5度目の夢舞台に挑む。(寺西雅広)

 

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