菅野が”ミスタータッチ”熱望　ブレーク直結の神通力

　巨人のドラフト１位・菅野智之投手（２３）＝東海大＝が１２日、ミスターこと長嶋茂雄終身名誉監督（７６）との対面を熱望した。巨人にはミスターがタッチした若手はブレークするというジンクスが存在。宮崎キャンプで２人の合体が実現すれば、スーパールーキーにとってこれ以上ない吉兆となる。

　２００８年の坂本、１０年の長野。ミスターの神の手はまるで予言者のようにニューヒーローを探し当ててきた。

　原監督を伯父に持つ菅野だが、意外にもこれまでミスターとの接触はなし。昨年同様にミスターが宮崎キャンプを視察すれば、当然ドラ１ルーキーにも接触のチャンスがある。

　新人合同自主トレ第１クール最終日のこの日は恒例の３０００メートル走でドラフト３位の辻（菰野高）に次ぐ２位。やや悔しそうな表情を浮かべていたが、ミスターの話題になると目が輝いた菅野。「小さいときに見ていたジャイアンツは長嶋監督のイメージ。お話ししてみたい気持ちはすごくあります」とミスターの神通力が降り注ぐ日を心待ちにした。　（臼杵秀之）