本県に除染推進チーム 原発相表明、政府対策室に設置
細野豪志原発事故担当相は２０日、県庁で佐藤雄平知事と会談し、東京電力福島第一原発事故による放射性物質の除染作業の本格化に向け、来週にも内閣官房に設ける「放射性物質汚染対策室」の除染推進チームを本県に設置することを明らかにした。
除染推進チームは政府の原子力災害現地対策本部内に設ける。環境省、日本原子力研究開発機構（ＪＡＥＡ）、政府の原子力災害対策本部の職員で構成し、市町村が策定する除染計画の支援や専門家の派遣業務などを担う予定。佐藤知事は「国が責任を持って除染に当たってほしい」と要望した。
細野氏は警戒区域のうち、今月２６日と９月１日に初の一時帰宅が実施される３キロ圏内の大熊、双葉両町を視察した。
細野氏は原発事故担当相就任後、毎週末に本県を訪れており、今回で８週連続となる。
（カテゴリー：福島第一原発事故）