NHK熊本県のニュース　熊本放送局

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娘の戸籍を売るよう依頼

熊本市で保険金目当てにひき逃げを装って男性を殺害したとして暴力団幹部や男性の義理の母ら３人が逮捕された事件で、暴力団幹部の男は義理の母に対し「『娘の戸籍を売ってくれ』と持ちかけた」と供述していることが警察への取材でわかりました。
この事件は去年１０月、熊本市北区の路上でおよそ３億円の保険をかけられた佐藤良治さん（４５）が（さとう・よしなお）ひき逃げを装って殺害され、警察は▼暴力団幹部の齊藤健一容疑者（４３）や▼佐藤さんの義理の母の月足惠子容疑者（５４）ら３人を殺人容疑で逮捕しました。
警察のこれまでの調べで被害者の佐藤さんは事件の半年あまり前に知的障害がある月足容疑者の長女と結婚し、その直後からおよそ３億円の保険に集中的に加入していたことがわかっていて、警察は結婚は保険金をだまし取るための偽装だったとみています。
この事件で齊藤容疑者が「月足容疑者に対して『保険金が入るから娘の戸籍を売ってくれ』と持ちかけた」と供述していることが警察への取材で新たにわかりました。警察は齊藤容疑者が月足容疑者の長女を利用して保険金をだまし取るため月足容疑者に報酬を示して偽装結婚の手続きを依頼したものとみて捜査を進めています。
月足容疑者も偽装結婚にかかわったことは認めているということですが「殺害計画は知らなかった」などと供述しているということです。

01月12日　16時04分

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