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地方
「吉野ケ里傷つける」 太陽光発電建設に考古学者
2012.12.27 15:03
弥生時代の集落跡として知られる吉野ケ里遺跡の隣接地に佐賀県などが進めている大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画をめぐり、「建設工事で地中の文化財を傷つける可能性がある」として反対する考古学者のグループが27日、建設予定地の変更を求める要望書を県に提出した。
グループは、文化財保存全国協議会などのメンバーら。代表の十菱駿武・山梨学院大客員教授は「遺跡周辺にはまだ貴重な文化財が残っている。世界遺産の登録のためには、景観も保存しなければならない」と訴えた。メンバーは26日に吉野ケ里歴史公園の北西に広がる予定地を視察。発掘調査の状況や景観などを確認した。
佐賀県は9月、運営事業者と協定を締結。来年1月にも太陽光パネルの設置を始める。メガソーラーの出力は1万2千キロワットで、来年6月からの発電を目指している。
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