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九州北部豪雨から半年、207人今も仮設暮らし

6人が亡くなり、今もなお山肌に土石流の爪痕が残る熊本県阿蘇市一の宮町坂梨の現場。同地区では県内最大規模の砂防ダムが建設される予定だ(11日午後)=田川憲一撮影

 熊本、福岡、大分、佐賀県を中心に大きな被害をもたらした昨年7月の九州北部豪雨から12日で半年たつ。4県と国の被害総額は約2000億円になることが判明。土石流や河川の氾濫で多くの家屋が壊れた熊本県阿蘇市では48世帯145人、福岡県八女市では20世帯62人が、今も仮設住宅で暮らしている。他の被災地でも懸命の復旧、復興作業が続けられている。

 豪雨の死者は熊本県23人、福岡県5人、大分県3人の計31人。阿蘇市と熊本県高森町、大分県中津市でそれぞれ1人が行方不明になったままだ。被害額は熊本県が最も大きく、682億円。福岡県は1991年の台風17、19号に次いで戦後2番目の被害額となった。

2013年1月12日  読売新聞)
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