微小粒子状物質(PM2.5)とは、粒径2.5μm(2.5mmの千分の1)以下の粒子状物質です。PM2.5は、呼吸器系の奥深くまで入りやすいことなどから、人の健康に影響を及ぼすことが懸念されています。
大気中に浮遊する粒子状物質のうち、呼吸器に吸入されて、人の健康に影響を及ぼす粒径10μm以下のものについて、昭和48年に浮遊粒子状物質(SPM)と定義して環境基準が定められています。これまで、ディーゼル車の規制や廃棄物焼却炉の規制強化などの各種対策が進められ、近年では、都内全ての測定局において、SPMの環境基準を達成しています。
一方、近年において、浮遊粒子状物質の中でも微小な粒子状物質の曝露によって一定の健康影響を及ぼしていることを示す国内外の疫学分野、その他の科学的知見が蓄積されており、国外では、これらの知見により微小粒子状物質について、独立の項目として環境目標値を設定する動きがあります。
このような状況を踏まえ、日本においても平成21年9月、PM2.5の環境基準(長期基準:1年平均値15μg/m3、短期基準:日平均の98%タイル値35μg/m3)が設定されました。
日本 | 米国 | EU |
世界保健機構 (WHO) |
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年平均値 μg/m3 |
15 (2009年設定) |
15 (1997年設定) |
20※ (2008年設定) |
10 (2006年設定) |
※2015年までは25