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 『ペルソナ3』(著:アトラス)っぽい夢を見ました。
 『ペルソナ4』は現在進行形でプレイしているものの、『ペルソナ3』をプレイした事はありません。しかし、『ペルソナ3』のPVを見たり、二次創作を読んだ事はあります。『にじファン』にあった『ペルソナ3』の直死の魔眼持ちの勘違い物が消えたのは残念でした。『禁書目録』と『ペルソナ4』のクロス物の傑作も評価されないまま消えてしまいました。正確に言うとアクセスできなくなっただけで、まだデータは消えていませんけど。
 『ペルソナ3』の夢を見たのは、『ペルソナ3』をプレイしたいと思っているからなのでしょうか。むしろ二次創作が消えた事を、私の無意識さんは私が思っている以上に惜しんでいるのかも知れません。
2012年12月9日日曜の夢日記(ペルソナ3)
 『ペルソナ3』の主人公である仮名キタロー君や特別課外活動部の皆さんと共に、私はワンボックスカーに乗っています。車の前にあるボンネットが無い、バスのような形の車です。車を運転しているのはキタロー君のようです。キタロー君は運転免許を持っているのでしょうか?と不安に思ったものの、夢の中の私は持っていないと感じています。
 学生服を着ている皆さんの様子から察するに、やはり運転免許は持っていないのでしょう。今はペルソナ3の原作時期のようです。だからと言って、私はキタロー君を止めようとは思いません。どこかも分からない場所で車が止まっても困りますから。
 それと大事な事を言い忘れていました。なぜか私の隣には『デモンベイン』のエンネアちゃんこと暴君ネロがいらっしゃいます。これから『ペルソナ3』と『デモンベイン』の内、どちらの作品に進行するのかワクワクしますね。どちらにしても世界の危機には違いありません。

 停車したのは学校の前でした。影時間に現れるタルタロスという珍妙な建物ではなく、普通に深夜の学校のようです。車で隣に乗っていた頃からモジモジと身をくねらせ、トイレへ行きたそうにしていたエンネアちゃんに対して、私は学校の説明をしました。さりげなく、校舎にあるトイレの場所を教え、エンネアちゃんを1階にあるトイレへ連れて行きます。
 トイレの外でエンネアちゃんを待っていた私は、なかなかエンネアちゃんが出てこない事に気付きました。心配になった私は個室の扉を叩くものの、中から返事はありません。すると私は、なぜか校舎の外へ出て、エンネアちゃんがいるトイレの窓下へ向かいました。そこから声をかけると、エンネアちゃんの声が返ってきます。その声を聞いて大丈夫なのだと思い、私は他の皆がいる場所へ向かいました。今思えば、疑うべきだったのだと思います。

 悲鳴が聞こえたので2階へ向かうと、教室のベランダで殺人事件が起きていました。なんと真田先輩が腹部を刺されたのか、うつ伏せの状態で血溜まりを作って倒れていたのです。その場の皆さんによると、犯人には逃げられてしまったとの事でした。
 順平君はベランダの外を覗き、犯人は下の屋根に飛び移って逃げたのだと主張します。しかし私は、壁に付いている排水管を登って上へ逃げたのだと主張しました。今思えば、私は何を言っているのだろうと思います。しかし特別課外活動部の皆さんは、私の主張に関心していました。まったく何なのでしょうね。それと死体扱いされている真田先輩の治療は行わなくてもいいのでしょうか。

 トイレにいたはずのエンネアちゃんが行方不明になりました。特別課外活動部の皆さんも校舎の外へ探しに出ます。私は皆と分かれて、さきほど行ったトイレの窓下へ向かいました。すると、暗闇の中から浮き出るように『月姫』の殺人貴こと遠野君が、私の前に現れました。なんという事でしょう。タルタロスではなく普通の校舎だったばかりに『月姫』が混じってしまいました。これ以上に作品がクロスするとネロ教授やロアが乱入しかねないので、さっさと御帰り願わなければなりません。
 遠くの方でエンネアちゃんの名前を呼びながら駆け回る皆さんが見つからないように、私は殺人貴に話しかけて気を引きます。もっとも、私と殺人貴のいる場所から皆さんは丸見えでしたけど。すると阿呆な私に呆れた感じで殺人貴は立ち去りました。なんですか、その馬鹿にしたような目は、バーカバーカ。

 学校の地下に洞穴があったようです。それを発見した私達は、観音開きの赤い扉を抜けた広間でエンネアちゃんを発見しました。エンネアちゃんは膝を突き、苦しそうに腹部を抑えています。腹部を突き破ってラスボスが生まれそうな雰囲気ですね。トイレの流れはフラグでしたか。それは気付きませんでした。『デモンベイン』の主人公である大十字九郎が不在なので、ラスボスの御出産は遠慮したいものです。
 苦しんでいるエンネアちゃんには、サッカーボールほどの大きさの黒い甲虫が沢山纏わり付いています。どうやら真田先輩の腹部に穴を開けたのは、暴君的なエンネアに命じられた黒い虫の持つ針による物だったようです。ふと気付くとメンバーに、さきほど死んでいたはずの真田先輩が何事もなかったかのように混じっていますが、どうせリカーム(蘇生スキル)でも使ったのでしょう。

 エンネアちゃんに纏わり付いていた黒い虫が離れ、空中に巨大な塊を形作って行きます。すると特別課外活動部の皆さんは召喚器という拳銃ではなく、『ペルソナ4』のカードを握り潰す方法でペルソナを呼び出されました。どうやら、こちらの皆さんは召喚器のサポートが無くても、自力で呼び出せるようです。
 黒い虫が集まった塊と特別課外活動部の皆さんが戦闘を行ったものの、内容は覚えていません。エンネアちゃんの腹ではなく、キタロー君のペルソナを食い破ってタナトスが誕生していたので、どうにかなったのでしょう。殺人事件の死体になった真田先輩と違って、無事だったエンネアちゃんを私は助け起こします。上を見ると洞穴の天井に穴が開いて、そこから白い光が幾つも並んだ星空が見えていました。いいエンディングですね。
 夢から覚めた後、なぜ『ペルソナ3』と『デモンベイン』なのかと思いましたが、きっと食い破る的な繋がりで絡んでしまったのでしょう。


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