「モチベーションが高まりやすい環境」での作業には気をつける
難しい問題なのですが、個人的には「モチベーションが自然と高まりやすい状況」での長時間作業は避けるようにしています。どちらかと言えば「モチベーションが高まらない状態」の方が仕事をする上で安全です。
仕事というのはいずれにせよエネルギーを使うものです。エネルギーを、無自覚に使うことを、私達の脳や身体は(脳も身体ですが)極力避けるようになっています。
気が進まない・・・。
その反応は正しいのです。エネルギーをどんどん使うことに思いっきり気が進んでいては、病気になってしまうかもしれません。病気になったときにエネルギーをますます節約しようとするのは、非常に合理的なことです。
好きな人と一緒にいれば、調子の悪いのだって忘れられる…でしょうが
モチベーションが自然と高まる状況は、誰にでもあるでしょう。移動中やカフェで仕事をするとはかどるという人は、きっと少なくないと思います。
しかし、そもそも気の進まない仕事がはかどるということは、気づいていようといまいと大きなエネルギーを費やしているのです。「モチベーションが自然と高まる」という言い方は私には正しくないように見えます。正しくは「エネルギーの消費に無自覚な状況」なのです。
大好きな人と一緒に仕事をすれば、ふだんはかどらない仕事がどんどん片づいてしまう!なんてステキなライフハック!
確かにステキですが、ステキは危険でもあります。なぜなら、疲れを自覚しないことと、疲れないことは別のことだからです。自覚しなくても疲れているのです。本来、疲れは自覚するべきです。気の進まない仕事が大いにはかどったということはだれしもあります。でもそんなことを続けていたら「壊れて」しまいかねないのです。だからふだんは気が進まないのです。
相変わらず品のない例を挙げますと、初恋の人とベッドインした日なら、徹夜だってできるでしょう。でもそれは、寝不足にならないということではないはずです。睡眠は、寝なかった分だけ不足しています。
あるいは、デザートは別腹というのでもいいでしょう。しかし、胃腸は入ってきた分、苦労させられているのです。ただ頭の方がそれに無自覚になっているに過ぎないのです。
というわけで私は移動中やカフェでは極力仕事をしません。時間あたりの効率がいい場合は、なおさら短時間で切り上げます。モチベーションが自然と高まる状況での仕事を長期で続けていると必ず、後で疲れが出て、病気になったりするからです。