四肢に障害がある方向けのパソコン操作ソフト「FaceMouse(フェイスマウス)」

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2013/01/12


これはすごいプロダクト。お困りの方が近くにいらっしゃる方はぜひ教えてあげてください。


顔や鼻、頭の一部を移動させパソコン操作

Fm portatile schermo 2

FaceMouseは、四肢麻痺や筋ジストロフィー、脊髄損傷(脊損・頚損)などで、パソコンの操作や入力が難しい方向けの、PC操作ソフト。カメラを設置し、動きを読みとることで操作できる仕組みとなっています。

デモ動画はこちら。めっちゃ操作してます。すごい!


このソフトを開発したイタリア人ソフトウェアエンジニアである、シモーネ・ソリア氏自身も、四肢に障害を持っている起業家です。

1979 年生まれの彼は、生まれつき痙性四肢麻痺障がいを持ち、首から下の動作は不自由です。しかし持ち前のバイタリティで困難を乗り越え、高校、大学と進学。

1000年近い歴史を持ちフェラーリ社との関係も有名な国立モデナ大学の情報工学科を首席で卒業、一般企業にエンジニアとして就職します。2004年独立、FaceMouseを当事者の立場から開発し、改良とバージョンアップを重ねてきました。

四肢麻痺・筋ジスの方向けパソコン操作ソフト「FaceMouse(フェイスマウス)」: TRY OUR LIFE!


すでに国内でも筋ジストロフィー患者の方が利用しており、その使い勝手をブログで報告しています。この記事もご本人が書かれており、いわく「20年ぶりに長文が書けて人生が変わった」とのこと。すばらしいですね。

このマウスの素晴らしいところはズームを使えば少ない可動範囲でカーソルが動かせるので1cmでも動けば充分使用できます。FaceMouseを使うと世界が変わります。楽になります。心臓に負担がかかりません。FaceMouseはまさに重度障がい者向けの入力装置です。

うっきっきほすぴたる 「FaceMouse(フェイスマウス)」のご紹介


価格は35万円。高い!と驚いてしまいますが、自治体からの補助が出るので、実質価格は4.5万円(PC代込み)程度とのこと。障害者の方が代理店となり、販売収益を得られる仕組みになっているというから素敵。詳しくはこちらのブログからお問い合わせを。

四肢麻痺・筋ジスの方向けパソコン操作ソフト「FaceMouse(フェイスマウス)」: TRY OUR LIFE!


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