togetterとNAVERまとめって、機能的には近いんですけど、内容はかなり違いますよね。NAVERまとめが普及してtogetterは食われるかなぁ、と思ってましたがそんなことはなさそう。
粘着質な文化を持つtogetter
togetterって「むかいついた、キーッ、晒してやるぞ」っていうツールになってるなぁ。しかもこいつ、無駄に長く、読みづらく、悔しがってる姿想像できて哀れ→正月早々 藤原カントクに絡まれ、ネトウヨ連呼と罵声を浴びせられたのでまとめました。 togetter.com/li/433605
— 中川淳一郎さん (@unkotaberuno) 1月 7, 2013
中川さんがこんなツイートをしていたのですが、これホント実感します。
NewsStormを使うとtogetterの人気フィードを見ることができるのですが、なんというか、どろどろした粘着質な文化を感じます。
一方、NAVERまとめに上がっている人気のツイートまとめは、粘着質というよりは、さっぱりした「ネタ感」があるものが中心です。
togetterにはコミュニケーションがある
その原因は、togetterの持つコミュニケーション性だと思います。togetterにあってNAVERまとめにないものはコメント欄における会話。先に中川さんが取り上げていたtogetterまとめも、コメント欄がすごいことになっています。NAVERまとめにもコメント欄はありますが、ほとんど活性化していないのが実際のところです。
NAVERまとめはあくまで「編集」に特化しているプラットフォームなので、できあがるものは「雑誌のワンコーナー」的な記事コンテンツが中心です。実際に「注目記事」のタイトルを眺めてみても、まるで雑誌記事のようなタイトルが多いですよね。
togetterは編集という視点はもともと薄いサービス、かつ、ツイッター的なコミュニケーション要素が色濃く残っているサービスです。togetterのまとめは「さらにツイッター上で会話をするための材料」であり、まとめによっては「コメント欄が本番」という感じのものあります。
あまりまとまっていない考察ですが、つまり、NAVERまとめは、「純粋な記事コンテンツを生産するサービス」である一方、togetterは「まとめを使ったコミュニケーションサービス」という色合いが強いということです。
どちらが優れているということはありませんが、コミュニケーション要素が活発になったほうがトラフィックは稼げるので、NAVERまとめも今年はこの要素に注力していくのかもしれませんね。「トップコメンテーター制度」みたいなものになるだろうか。
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