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報告が遅くなってしまいました。皆様、本当にありがとうございました。
WoodyHutで発生した濡れ衣事件をはじめとする諸々の事件から5年が経過した今、私たちの正義を確信した瞬間が今ここにあります。
真実をひた隠しにしながら体裁だけを整え、テレビに紹介されるにいたるまでの快進撃を続けていた WoodyHut も、ついに落城の日を迎えました。
我々の尊厳が守られたのも、皆様のおかげです。多くの嫌がらせを受けながら、逆風に負けず、正義を一心に信じ続けてきてくれたからこそなのです。
事の発端は、2007年のある日、一人の若者がWoodyHutのオーナーのおじいさんから、とんでもない濡れ衣を着せられたことにありました。お前は営利目的でこの店に営業に来ているのだろうと。講師を引き抜く気だろうと。
事実無根の言葉に何のことかわからないまま店を追い出され、抗議をするも通らず、その根拠の提示もないままに暴挙は押し通されました。
何のことなのか、何が起きているのか、その事実確認のために、オーナーへの掲示板、メール、電話、伝言とあらゆるコンタクトを試みるも、ほぼすべてにおいて門前払いがなされました。
それでも負けじと、同じような被害者たちがいることを突き止め、私たちにそのバトンを渡したのです。
老舗WoodyHutの牙城は高く、メディア戦略に長けたものでした。電話のコンタクトでは、お店のお客さんに悟られることがないような柔らかな口調であしらわれました。
口コミサイトでの記事は、即刻削除をされました。英会話カフェの体験記を掲載したあるホームページでは、WoodyHutからの強気な訴えにより削除を余儀なくされました。
WoodyHutの掲示板への書き込みは、ものの1時間程度で削除され、何もなかったかのようにしてオーナーからののどかな書き込みで上塗りされておりました。
一方、WoodyHutは早くからPostPerPay(ブログで好意的な記事を書くと報酬がもらえる、いわゆるステルスマーケティング)によって、とても好印象を築いてきておりました。
また、WoodyHutのホームページでは、北朝鮮難民への募金という慈善事業を行っている事をアピールしておりました。
完全クリーンなイメージを持つこの店主の起こした今回の事件の実情は、誰も信じてはくれませんでした。
したたかなWoodyHutは、それでもテレビで紹介されるなどの快進撃を続け、まさに破竹の勢いでした。
しかし、私たちの思いは一つでした。私たちがこれから行うことは、とても遠い道のりであるが、それでも立ち上がり、巻き返すために闘うのだと。
一つ一つ掲示板にネタを振り情報を集め、国民的巨大掲示板、個人のブログ、口コミサイトと、皆様が根気よく行ってきた情報の収集と真実の伝達に、正義の思いがそこにあったことを知ることができます。
私たちの行動は徐々に人々の賛同を集め、そして2012年夏、ついにWoodyHutは倒産いたしました。
私たちは、WoodyHutの抗議に参加してくれた人たちすべてに感謝をしております。
情報を提供してくれた人、情報を拡散してくれた人、英語情報のサイトの管理人も、口コミサイトで消されながらも延々と真実を記載してくれた人も。
多くの人がめげずに協力をしていただきました。
私たちは粘り強く抗議をしました。それは、正しい健全な英会話カフェというものを愛してやまないからです。
人の正しさと、濡れ衣を着せられた一人の者の最後の「一矢」を、大切にしたかったからです。
時に、純粋にネガティブキャンペーンを行う者たちが私たちに乗っかることもありました。そして私たちの抗議がとてもくだらないものに見えることもありました。
今もそうかもしれません。単なる商売敵のステルスマーケティングだろうとか、自分勝手が過ぎて追い出された者たちの逆恨みだろうとか、そう思われてしまいます。
しかし、実際に一丸となって抗議を続けた者たちなら、全く違うものを目にしてきたことでしょう。
その結果、私たちの勝利がここにあります。不正にしいたげられた者の尊厳がここに守られています。きっかけとなった濡れ衣事件の若者のつないだバトンも、最後のゴールまで届けらたのです。
私たちの行ってきた行動は、決して馬鹿げたことでもないし、小さいことでもないのです。私たちはこれを忘れることは決してないでしょう。
今回の事実が公になったことで、オーナーはお店をたたみ、掲示板、ホームページ、Googleのキャッシュなど、Woody-Hut 自体に関するあらゆる痕跡を削除して回っております。
今ではWoodyHutの跡を見つけることはできません。今頃、オーナーは、別の事業を展開しているのでしょう。それは、おそらくは同じ形のコミュニティプレースなのかもしれません。
時間がたてばこのことは世間から次第に忘れられていくことでしょう。そしてカルマを清算したのだと、また一人の老人としてお店を経営していくのでしょう。
しかし、私たちは決して忘れません。私たちは、かのオーナーが思っているほどに非力ではないのです。
これからも、私たちはそれぞれの道を、それぞれの目標をもって歩み続けます。
参加いただいた皆様の未来が明るくありますよう願っております。
みなさん、ありがとう。本当にどうもありがとう。
もしも神様がいるのなら、この団結した仲間を祝福してくれますように。
T.Shiroma
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