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北海道電力 火力発電所が火災で停止
1月11日 18時54分

11日午前、北海道電力の苫東厚真火力発電所1号機が火災で急きょ運転を停止したため、北海道では電力の供給力が低下し、緊急に本州から電力の融通を受けました。

北海道電力によりますと、11日午前11時半ころ、厚真町の苫東厚真火力発電所の1号機で小規模な火災があり、1号機は運転を停止しました。
この影響で、北海道電力は供給力が28万キロワット低下したため、緊急に本州から電力の融通を受けるなどして、12万キロワットを新たに確保しました。
これによって、11日のピーク時の電力使用率の見込みは、当初の89%から92%に上昇しましたが、北海道電力は「現時点では電力供給に支障が生じる状況ではない」としています。
ただ、苫東厚真火力発電所1号機の運転再開の見通しは立っておらず、北海道電力はさらに発電所などでのトラブルが重なれば電力不足の懸念もあるとして、一層の節電を呼びかけています。
冬場に需要がピークになる北海道では、泊原子力発電所の停止などにより電力不足の懸念があるとして、この冬、全国で唯一、7%以上の数値目標を掲げた節電が求められています。

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