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2013年1月 8日 (火)

兵庫県警警部補、闇スロ店にも関与か

20121122_3 【2013年1月4日公開記事】

 昨年来、『インシデンツ』で追及している兵庫県警察本部の暴力団担当刑事、常深洋蔵警部補(写真右)らが性風俗店で接待を受けたりなどしてきた問題。

 兵庫県警捜査第2課は、昨年10月31日、接待側の建設業、山村幸大こと洪幸大被告(42歳・写真左)を、知人女性が生活保護費を不正受給していた事件の共犯として詐欺容疑で逮捕した。

 “口封じ”とも思える別件逮捕で、洪被告は詐欺罪で起訴後も、兵庫署で接見禁止のまま勾留されている。

 洪被告の初公判は1月18日に神戸地方裁判所で開かれる予定で、それまでに兵庫県警が常深警部補らに対し、刑事上、人事上の処分を行うとみられている。

 しかし、この問題は、常深警部補や洪被告のほかにも、多数の警察官や警察OB、業者らがかかわっており、兵庫県警のみならず、警察庁も頭を痛めていると推察される。

 例えば、闇スロ店の件。「闇スロ店」とは、都道府県公安委員会の許可を受けないで営業しているパチスロ店のこと。正規のパチスロ店で設置が許可されなくなった賭博性の高いパチスロを設置している。

 2011年8月、洪被告らは神戸市内で闇スロ店をオープンさせた。「常深警部補や暴力団関係者も出入りしていた」(洪被告。ただし、逮捕前に取材)という。

 しかし、同年11月、闇スロ店は売り上げの分配をめぐる内輪もめなどから閉鎖された。直後、洪被告らは兵庫県警OBで神戸市交通局勤務のT氏に相談する。

 2012年1月30日、洪被告らはT氏に連れられて、闇スロ店があった場所の管轄の兵庫署を訪れた。自分たちも刑事処分を受ける覚悟で、闇スロ店とそれにまつわる金銭トラブル、常深警部補らに対する接待のことなどを話したが、兵庫署は取り合わなかったという。

 なお、洪被告らはT氏に対しても、接待を行い、現金を提供している。

 以上の事実関係は、兵庫県警も警察庁も把握しているはずである。そのうえで、近々、警察官らがどのような処分を受けるのか、あいかわらず身内には甘いのか、大いに注目したい。

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