« 性風俗接待刑事が感極まって業者と抱擁 | トップページ | 兵庫県警がスキャンダル封じで告発者らを脅迫 »

2013年1月 9日 (水)

兵庫県警暴力団担当刑事、家宅捜索令状請求のために虚偽の調書を作成

20120715 【2012年07月15日公開記事】

 『インシデンツ』で連続追及中の兵庫県警スキャンダル。告発者のYさん(41歳)は、こんな話も打ち明ける。

 「昨年(2011年)12月19日、Gと一緒に社(やしろ)署(写真)に行きました。常深洋蔵(つねみ・ようぞう)警部補が県警本部組織犯罪対策課から社署に異動となり、そこで彼の捜査に協力するためです」

 「G」というのは、同年6月、Yさんと常深警部補を引き合わせた、警察に顔がきくという人物。そのとき、Yさんは常深警部補から「あなたを捕まえるところだった(しかし、捕まえなかった)」と言われ、同警部補を接待するなど、関係を深めていく。

 GとYさんが社署に出向いた目的だが、「捜査に協力する」といえば聞こえがいいが、実態は虚偽の調書を作成するためだった。

 「山口組系暴力団幹部のKがチャカ(けん銃)とシャブ(覚せい剤)を持っているのをGが見たという虚偽の調書を作成し、常深警部補が裁判所に家宅捜索令状を請求するとのことでした。ところが、GはKと面識がなく、Kと面識がある私が同席し、いろいろ情報を提供して、信憑性が高い調書を捏造したんです。Gが『自分がチャカやシャブを見たというだけでは、家宅捜索令状は取れないでしょう?』ときくと、常深警部補は『それだけで十分』と答えました」

 2時間半以上かけて虚偽の調書を完成させると、GとYさんは社署を出て、クルマで神戸市中心部へ向かう。車中、GはYさんに、こう話しかけている(以下のコメント部分をクリックすると、音声ファイルが再生されます)。

 「『ウソでもええから調書まけ(作成しろ)』やって。日本の警察も、もうだいぶ落ちぶれてますね。あれ、でも、反対にキンタマを、もう握り合うたようなもんやもんね、警察と。おまえ、『ウソでええから調書まけ』言うたやんかって」

 5日後、Yさんは神戸市兵庫区福原町の性風俗店などで常深警部補らを接待することになる(既報)。

|

« 性風俗接待刑事が感極まって業者と抱擁 | トップページ | 兵庫県警がスキャンダル封じで告発者らを脅迫 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/133720/56505071

この記事へのトラックバック一覧です: 兵庫県警暴力団担当刑事、家宅捜索令状請求のために虚偽の調書を作成:

« 性風俗接待刑事が感極まって業者と抱擁 | トップページ | 兵庫県警がスキャンダル封じで告発者らを脅迫 »