兵庫県警暴力団担当刑事、家宅捜索令状請求のために虚偽の調書を作成
GとYさんが社署に出向いた目的だが、「捜査に協力する」といえば聞こえがいいが、実態は虚偽の調書を作成するためだった。
「山口組系暴力団幹部のKがチャカ(けん銃)とシャブ(覚せい剤)を持っているのをGが見たという虚偽の調書を作成し、常深警部補が裁判所に家宅捜索令状を請求するとのことでした。ところが、GはKと面識がなく、Kと面識がある私が同席し、いろいろ情報を提供して、信憑性が高い調書を捏造したんです。Gが『自分がチャカやシャブを見たというだけでは、家宅捜索令状は取れないでしょう?』ときくと、常深警部補は『それだけで十分』と答えました」
2時間半以上かけて虚偽の調書を完成させると、GとYさんは社署を出て、クルマで神戸市中心部へ向かう。車中、GはYさんに、こう話しかけている(以下のコメント部分をクリックすると、音声ファイルが再生されます)。
「『ウソでもええから調書まけ(作成しろ)』やって。日本の警察も、もうだいぶ落ちぶれてますね。あれ、でも、反対にキンタマを、もう握り合うたようなもんやもんね、警察と。おまえ、『ウソでええから調書まけ』言うたやんかって」
5日後、Yさんは神戸市兵庫区福原町の性風俗店などで常深警部補らを接待することになる(既報)。
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