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2013年1月 9日 (水)

兵庫県警が接待側の業者を別件逮捕 警察官らの処分は?

20121122 【2012年11月22日公開記事】

 『インシデンツ』が7月に、《兵庫県警、暴力団担当刑事を性風俗接待などで処分へ》、《性風俗接待刑事が感極まって業者と抱擁》という記事でスクープしていた事件で、兵庫県警捜査第2課は、接待側の建設業、山村幸大こと洪幸大容疑者(42歳・写真左)を詐欺容疑で別件逮捕し、11月21日に発表した。

 洪容疑者は知人の鈴木敦子被告(56歳。詐欺罪で起訴済み)と共謀し、鈴木容疑者が加古川市の自宅に家族と住んでいるにもかかわらず、神戸市のマンションに住んでいるように偽装し、生活保護費約100万円を不正受給したとされる。逮捕前、洪容疑者は筆者の取材に対し、「鈴木さんが無職なのは事実で、自分は生活保護の受け方をアドバイスした」などと話していた。

 今後、注目されるのが、洪容疑者らから性風俗接待などを受けていた常深洋蔵警部補(写真右)らの処分。7月7日、常深警部補は筆者の取材に対し、「現在、捜査第2課に取り調べを受けている」などと話していた。

 性風俗接待は常深警部補から洪容疑者らに持ちかけていたのは明らか。《兵庫県警暴力団担当刑事、家宅捜索令状請求のために虚偽の調書を作成》の記事で報道したとおり、常深警部補には別のスキャンダルも浮上している。問題の調書が作成された2011年12月19日、洪容疑者は常深警部補とのやりとりを隠し録りしていた。その音声ファイルには、以下のような会話が記録されている。

 常深警部補 忘年会、いつがええの?

 洪容疑者 おやじさん、好みがうるさいからなあ。ボクらは(女性が)ピチピチのとこしか行きませんから。

 5日後の12月24日、洪容疑者は、「熟女が好み」という常深警部補を、神戸市兵庫区福原町の「貴方の『不倫』・『浮気』相手の家をイメージさせる」がコンセプトの性風俗店で接待した。

 なお、性風俗接待には、常深警部補の部下も参加している。

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