‘Windows Embedded’ カテゴリーのアーカイブ
Windows Embedded Standard 7 に SP1 Beta は適用できるか?
Windows Embedded Standard 7 は Windows 7 がベースになっています。
最近、提供が開始された Windows 7 SP1 Beta が適用できるのか気になったので試してみました。
SP1 Beta を実行したところ、[Windows Embedded Service Pack 1 のインストール] と表示されました!!
OS のインストール時にプロダクトキーを入力しなかったので、バージョンが特定できないということでインストールできませんでした…。
プロダクトキーを入力した場合も同様のエラーは発生しました。
う~ん。WES 7 のライセンス認証を完了させないと駄目なのかな…。
WES7 のライセンス認証の実行の仕方はまだ調べきれていないのでこの機会に調べ直さないと駄目かも。
投稿者: Masayuki.Ozawa
2010/07/17 14:32
カテゴリー: Windows Embedded
Windows Embedded Standard 7 が MSDN サブスクリプションで提供開始されました
Windows Embedded Standard 7 の RTM が発表されましたが、MSDN サブスクリプションでも Windows Embedded Standard 7 の提供が開始されました。
提供が開始されたのは、
- Windows Embedded Standard 7 Runtime (x64) – DVD (English)
- Windows Embedded Standard 7 Runtime (x86) – DVD (English)
- Windows Embedded Standard 7 Toolkit (x86) – DVD (English)
の 3 種類で、[Runtime] がブータブル可能なインストールメディアで、[Toolkit] が [Image Configuration Editor] のインストールメディアになります。
[Image Configuration Editor] の RC 版を使っていた場合、アップグレードはできないため、一度アンインストールをしてからインストールする必要があります。
[Image Configuration Editor] の初回実行時には、プロダクトキーの入力が求められるようになっています。
# プロダクトキーは MSDN サブスクリプションで、Toolkit 用のキーが提供されています。
Runtime の方に関しては、RC のブータブルメディアからのインストールから内容は変わっていませんでした。
# 表示が、Windows Embedded Standard 2011 から Windows Embedded Standard 7 に変わったぐらいでした。
Runtime に関してもプロダクトキーが提供されているのですが、どうもこのプロダクトキーを使って RTM としてインストールするのが、
うまくできないんですよね。
インストール時にプロダクト入力の妥当性チェックが行われており、MSDN で提供されている RTM のプロダクトキーであれば、
妥当性チェックはパスできるのですが、評価版としてインストールがされてしまいます。
# これが正しいのかは調査中です。
プロダクトキーを入力しないでインストールしても評価版になるので、プロダクトキーの使い道がいまいちわかっていないです。
Windows Embedded Standard 7 を [ThinClient] でインストールした場合、[slui.exe] が使えないので、
プロダクトキーの変更やライセンス認証も通常の方法ではできないみたいなんですよね。
RTM としてのインストール方法は引き続き調べていきたいと思います。
2010/5/22 追記
WES 7 missing slui.exe
投稿者: Masayuki.Ozawa
2010/05/15 15:02
カテゴリー: Windows Embedded
Windows Embedded Standard 7 を USBメモリにインストール
[はじめに]
この投稿は、Windows Embedded Standard 7 をインストールするクライアントの記憶媒体として
USB メモリを使う方法になります。
USB メモリで起動できる持ち運び可能な Windows 環境を作る方法ではありません。
Windows Embedded は組み込み OS のため、原則としてクライアント本体に OS のライセンスがつくはずです。
USB メモリに OEM のライセンスがつくということはないと思うので、作成した USB を他の端末で起動するのは
ライセンス的に NG になると思います。
インストールした USB メモリを他の端末で起動するのは控えてください。
インストールした USB メモリを他の端末で起動する場合は、必ずライセンス違反にならないかを自己の責任でご確認下さい。
Windows Embedded のライセンスは汎用パソコンとしての利用は禁止されているため、組み込みシステム以外で一般的な利用はできないはずですので。
また、開発/評価目的以外の利用に関しては、System Builder (システム ビルダー) ライセンス に基づき、
正規のライセンス契約の範囲で実施する必要があります。
# OEM ライセンスとして、どのように (どのハード) OEM のライセンスが付与されるのかもこちらのライセンス契約に基づくそうです。
とここまで書いたので、さっそく検証です。
Windows Embedded は [UFD (USB Flash Drive)] にインストールすることが可能です。
UFD ということなので、USB メモリにもインストーすることが可能です。
ただし、デフォルトの状態ではUSBメモリをインストール可能なメディアとしては認識することができません。
■UFD にインストールするための手順
UFD にインストールするためには、[Bootable Windows USB Stack] というパッケージを追加する必要があります。
今回はこのパッケージをメディアブートしてから追加してみたいと思います。
# [Image Configuration Editor] でも追加できます。
今回の検証は、VMware Workstation を使ってホスト OS のUSB メモリをゲスト OS に接続して実施しています。
- [Build an Image] をクリックします。
- [I accept the license terms] を有効にして、[Next] をクリックします。
- 使用するテンプレートを選択して、[Next] をクリックします。
今回は、[Thin Client] を選択しています。
- 使用する言語を選択して、[Next] をクリックします。
今回は、[Japanese] を選択しています。
- [Modify Features] を有効にして、[Next] をクリックします。
- [Feature Packages] → [Embedded Enabling Features] → [Bootable Windows USB Stack] を有効にします。
このままでは、[Next] をクリックすることはできません。
依存関係で排他関係にあるものがあるため、[Resolve Dependencies] をクリックして依存関係を解消します。
- [Standard Windows USB Stack] を無効にし、[Next] をクリックします。
- [Done] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- USB メモリが選択できるようになっているので、選択して [Next] をクリックします。
# [Thin Client] のテンプレートの場合は、インストール時の一時領域の関係でフットプリントが 2GB でもその倍は USB メモリの
サイズがないとインストールできないようでした。(4GB の USB メモリではインストールできませんでした。)
そのため、今回は 8GB の USB メモリを使用しています。
Windows Embedded は XP の時から、USB メモリへのインストールをサポートしていたようで、それに関しては WES 7 になっても
継続してサポートされるようですね。
投稿者: Masayuki.Ozawa
2010/04/29 17:55
カテゴリー: Windows Embedded
Windows Embedded Standard 7 の展開イメージをカスタマイズ その 4 – エクスプローラーシェルの追加 -
# [Thin Client] のテンプレートの場合は、インストール時の一時領域の関係でフットプリントが 2GB でもその倍は USB メモリの
サイズがないとインストールできないようでした。(4GB の USB メモリではインストールできませんでした。)
そのため、今回は 8GB の USB メモリを使用しています。
Windows Embedded は XP の時から、USB メモリへのインストールをサポートしていたようで、それに関しては WES 7 になっても
継続してサポートされるようですね。