大阪市の高校で教師から体罰を受けた生徒が自殺した問題で、生徒は自殺前日、両親に、「３０〜４０回たたかれた」と話し、教師は、部のキャプテンを辞めさせようとしていたことがわかりました。

大阪市立桜宮高校２年で、バスケットボール部のキャプテンだった男子生徒は、先月、顧問教師からの体罰がつらいという手紙を残し、自宅で首をつって自殺しました。両親によりますと、男子生徒が、「教師はキャプテンを辞めさせようとしていてた」と話し、自殺の前日には、「３０発以上たたかれた」とも話していたということです。その際、副顧問の教師２人が目撃しながら黙認。さらに顧問は、大阪市教育委員会に、「自殺の前日にたたいたのは数発程度だった」と報告していたということです。一方、桜宮高校できょう未明、体育館などの窓ガラスあわせて８枚が割られているのが見つかりました。黒っぽい服装の人物が現場からミニバイクで走り去るのが目撃されていて、警察は器物損壊の疑いで捜査しています。