【木村裕明】自動車総連(76万6千人、1089組合)は10日、北九州市で中央委員会を開き、2013年春闘でベースアップなどの統一的な賃金改善要求をしないことを決めた。統一要求の見送りは4年連続。年間一時金については前年と同様、給与の5カ月分を基準に、最低でも昨年実績以上の額を求める方針だ。
自動車業界では、トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会がすでに、13年春闘でベアの統一要求を見送る方針を固めている。
経団連は「定期昇給制度の見直しを聖域にすべきではない」として、労働側に厳しく臨む姿勢を鮮明にしている。これに対し、自動車総連の相原康伸会長は「(定昇見直しの主張を)しっかりとはね返していくことが必要だ」と強調。上部団体の金属労協の西原浩一郎議長もあいさつで、「経団連が賃金制度維持分(定昇)に踏み込むならば、敢然と立ち向かわなくてはならない」と述べた。
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