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四国電力陸上部 今年度末で廃部に1月10日 21時34分
駅伝などで活躍した四国電力の陸上部が、原子力発電所の運転停止に伴う会社の経営効率化の一環で、今年度いっぱいで廃部することになりました。
高松市に本店のある四国電力は、原発の運転停止に伴い去年の中間決算で赤字を計上するなど厳しい経営状況に陥り、月内にも家庭向けの電気料金の値上げを政府に申請する方針です。
こうしたなか、経営効率化の一環として、陸上部を今年度いっぱいで廃部にすることを決め、10日に発表しました。
四国電力の陸上部は平成4年に創設され、現在、選手が男女合わせて20人、監督やコーチなどスタッフ6人が所属しています。
これまで全日本実業団対抗駅伝に18回連続で出場したほか、アジア大会や世界選手権の代表も所属してきました。
陸上部の松浦忠明監督は、「企業スポーツなので業績の悪化で廃部になるのは仕方がないが非常に残念だ。大会がまだあるので、しっかり戦っていきたい」と話していました。
キャプテンの岩崎喬也選手は、「突然のことなので気持ちの整理がまだついていない」と話していました。
四国電力は、選手やスタッフから意見を聞いたうえで、移籍先を探すなど最大限、支援していくとしています。
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