松山英樹が先輩、勇太見て学ぶ

　【ホノルル（米ハワイ州）テッド・ムース】米男子ツアー第２戦、ソニー・オープンは１０日（日本時間１１日未明）、当地のワイアラエＣＣで開幕する。前日の９日はプロアマ戦が行われ、今季初戦となる池田勇太（２７）＝日清食品＝と３年連続出場のアマチュア、松山英樹（２０）＝東北福祉大３年＝が同組でプレーし、最後のチェックを行った。大会には谷原秀人（３４）と今田竜二（３６）も出場する。

　プロアマ戦で池田の組にアマとして参加した松山が「勇太さん、すごいです。スポンサーさんとのやりとりがすごく勉強になりました」と感動していた。選手会長に就任し、国内ツアーでの公約の一つである、プロアマ戦の充実を実践し、アマチュアに気遣いを見せる池田。その姿に感じるところがあったようだ。

　３日に日本をたった池田は「暖かいので体もよく動く。それなりのゴルフはできそう」と調子はよさそう。「グリーンの目は一方通行だから、そんなに気にならない。ティーショットでフェアウエーにいっていれば大丈夫」と話した。

　一方、松山は昨年末に現地入り。この日で９ラウンド目を消化した。３年連続出場も過去２回は予選落ちだけに「三度目の正直」と雪辱を期す。早めのハワイ入りで、前年よりも手応えはあるという。気掛かりは海沿いコースの風対策。「練習ではずっと同じ方向だった。向きが変わるとコースが変わる。でも、読み間違えをしなければ、ある程度いける。（世界）ランキングを上げるために頑張ります」と気合十分だ。