記者会見で意気込んだ(左から)川崎フロンターレのふろん太、新田会長、黒田雅之、ジムのマスコット・ショーブ君=川崎市で川崎市の川崎商工会議所で(山崎照朝撮影)
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WBA世界フライ級9位の黒田雅之(26)=川崎新田=が、2月27日に川崎市のとどろきアリーナで同級王者のフアンカルロス・レベコ(29)=アルゼンチン=に挑戦することが10日、所属ジムから発表された。
川崎市での世界戦は24年ぶり。「川崎から世界へ」をキャッチフレーズにしてきただけに、黒田は「強い王者だが、勝って感謝としたい」と決意を語った。中学まで剣道に熱中し、運動神経は抜群。2005年5月、ライトフライ級でのデビュー戦に1回KO勝ちし、その後全日本新人王、最強後楽園トーナメントで優勝。11年5月に日本王座を獲得し、4度防衛してきたが、今回の世界挑戦に際し返上した。戦績は21勝(13KO)3敗2分け。
一方のレベコは29勝(16KO)1敗。ライトフライ、フライと2階級制覇。フットワークもパンチもある右のボクサーだ。
所属先の新田渉世会長は、横浜国大出身という異色の経歴の持ち主。元東洋太平洋バンタム級王者で、引退後にジムを開いて15年。「大丈夫です。王座をとります」とキッパリ語った。 (山崎照朝)
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