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【大相撲】

森宗が初のまわしに照れ笑い

2013年1月11日 紙面から

稽古を開始した甲子園投手の森宗(岸本隆撮影)

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 投手として広島・広陵高2年時の2007年夏に甲子園準優勝を経験し、現在亜大野球部4年ながら、初場所(13日初日、東京・両国国技館)で前相撲デビューする森宗(もりむね)順平(22)が10日、所属する東京都荒川区の藤島部屋で初稽古をした。

 ユニホームにサヨナラし、初めて締めた黒まわしに「苦しい」と照れ笑いを浮かべた森宗。幕下の兄弟子にぶつかる稽古には「やる前は重くないと思っていたけれど、重いし硬いです」と、相撲の厳しさを肌で感じた。

 森宗を連れて春場所から武蔵川部屋として独立する大島親方(元横綱武蔵丸)は「一番大事なことはネバーギブアップだ。痛みを我慢すると次のステップにいける」と激励。ハワイ・ワイアナエ高時代にアメフットで首を痛め、相撲の現役時代は左腕に力が入らない状態のまま頂点を極めた親方の話に、森宗は静かに耳を傾けた。

 「腕立て伏せとかして体を動かしてました。食事も意識して食べるようにしてます」という森宗に、親方は「体を作ってから食べるようにすればいいんだよ」と、じっくり育てる方針。「足もでかい。貴乃花親方の足のようだ。まわしも昔からつけていたように違和感がない。スピードも武器だから、当たって押して下に入る、動き回る相撲を取ればいい」と目を細めていた。 (岸本隆)

 

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