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【プロ野球】

藤浪 いきなりブルペン30球 合同自主トレ初日 鳴尾浜球場騒然

2013年1月11日 紙面から

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭高=が10日、鳴尾浜球場での新人合同自主トレ初日にブルペン入りを直訴。立ち投げでいきなり30球を投げ込んだ。

 鳴尾浜球場が騒然となった。キャッチボールを終えた藤浪が向かった先は、何とブルペンだった。「自分は傾斜を使って投げないと、あまりよくないタイプなので。自分から投げたいと思って投げました」。軽めながら質の良い球を投げ込んだ。

 合同自主トレ初日にもかかわらず、高卒新人がブルペン入りするのは超異例なこと。この日、同球場で新人6選手の担当スカウトと首脳陣が集結して新人育成について会議を開いた。その席で、藤浪が担当の畑山スカウトを通じて申し出たブルペン入りがトップの議題に挙がった。高校時代からのルーティンの調整ということで、和田監督が最終的にGOサインを出したという。

 投球を見守った中西コーチは「珍しいね。大卒、社会人でも入らへん。(197センチの)上背があるから、そういう角度とか、その辺の感覚というのは感じ取りたいんちゃう? 手足の長さが武器になる。18・44メートルが16メートルくらいに感じる」と舌を巻いた。

 和田監督も投球こそ見なかったが「ランニング一つを取っても非常にストライドが大きい。新庄(剛氏)が入ったころ、あんな走り方をしていて。飛び跳ねているように躍動感のある走りをしていた」と絶賛。1軍スタートが決定的な超大物が、いきなりインパクトを残した。 (中谷秀樹)

 

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