東京とグアムで意欲的な自主トレに取り組むグランパスのMF磯村(木村尚公撮影)
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名古屋グランパスのMF磯村亮太(21)が意欲的なオフを過ごしている。9日からは東京で体幹を徹底的に鍛えるミニ合宿を敢行。20日ごろからはGK楢崎、MF小川とグアムで自主トレをともにする予定だ。レギュラー奪取をもくろむ5年目へ向け、なりふり構わず肉体強化に励む。
やれることはすべてやる。グランパスのチームとしての始動日は28日だが、磯村の2013年は一足先に幕を開けている。9日からは東京の知人トレーナーのもとで5日間の合宿に入った。「体幹を集中的に鍛えようと思っています」と磯村は目的を話した。
合宿中はバランスボールなどを使った体幹トレーニングに取り組む。主な狙いはケガ撲滅。「昨年は故障ばかりしていましたから」と磯村は苦笑する。昨季は2度の骨折でシーズンを棒に振った。故障がちだったMF金崎(契約満了で退団)が集中的に体幹を鍛え、フルシーズン活躍した好例もある。
東京で故障しない体をつくり上げた後は、南国・グアムに場所を移す。ベテラン楢崎がシーズン前の恒例にしている走り込み中心の自主トレに志願参加する予定だ。磯村は「ナラさんやズミ(小川)さんと一緒にできるのはありがたい」と言う。主力2人と行動をともにすることで、無形のエキスも吸収できる。
磯村は「1年前はほとんど休みなく名古屋で自主トレを続け、開幕のころに息切れした部分があった。今回は年末年始はしっかり休んだ。自主トレの場所もいろいろ変え、新鮮な気持ちでトレーニングを続けたい」。例年になく動くオフを過ごす磯村。その答えはJリーグで証明する。 (木村尚公)
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