NHK宮城県のニュース 仙台放送局
がれき県外処理今年度で終了
宮城県は震災で出たがれきのうち、可燃物については県外での広域処理を当初の予定を1年間前倒しして、今年度末で終える方針を決めました。
宮城県では、去年7月の時点で震災で出たがれきのうち、可燃物は29万トンを県外で広域処理する必要があるとして、東京都と茨城県、それに北九州市に対して、来年度末まで処理を委託していました。
しかし、宮城県が先月、可燃物の処理量を見直したところ、時間の経過で腐敗が進んだり、解体される家屋が当初の見込みより減ったりしたため、処理が必要な量は、当初の見込みの213万トンから60万トン減り、153万トンになりました。
このため、宮城県は可燃物については広域処理を1年間前倒しして、今年度末で終える方針を決めました。
これを受けて、10日、若生副知事が北九州市を訪れて、北橋市長にこの方針を伝えました。
若生副知事は、「一番の課題であったがれきの処理で、北九州市はいち早く支援の手を差し伸べくれた。心から感謝したい」と述べました。
これに対して北九州市の北橋市長は、「1日も早い東北の復旧を進めたいという思いで支援を行ってきた。がれきの処理にメドが付いたと聞き、たいへん嬉しく思います」と話していました。
宮城県では、不燃物などについても、広域処理が必要な量の見直し作業を進めています。
01月10日 19時04分
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